民家の店・宿

2012年4月 4日 (水)

福岡/宿 天然田園温泉「ふかほり邸」 

Cimg5285_2■非日常空間を味わう
 筑後平野のちょうど真ん中あたり、ほっとする空間と真心のおもてなしをテーマにした、ふかほり邸を訪ねました。まず目に入るのが、築180年の庄屋の家を再生した主屋です。そこでは洗練されたマナーとともに笑顔の素敵なスタッフの皆さんと、上品なオーナー夫人が迎えてくれます。
 主屋を抜けると、わずか5室の全露天風呂付き離れの宿、温泉棟、パン工房「じゃぱん」、囲炉裏のある離れ等が、4千坪の敷地に点在しています。手入れの行き届いた雑木林の中を散策もでき、存分に非日常空間を味わうことができます。

Cimg5296_3■食事とお風呂を楽しむ
 客室内はすべて自然素材で仕上げられており、部屋から庭を眺めるひとときも格別です。
 食事は、自家農園で採れた旬の野菜や雑穀、食品添加物を使用せず手作りにこだわった体に優しい料理です。私が特に感動したのは、帆立の杉板焼(写真)で杉の香りがほのかに口に広がり絶品です。どれも手間を惜しまずに調理され、野菜は本来の甘みを堪能でき、脳と胃袋まで癒されるお食事です。かまどで炊いた雑穀米、そしてこだわりの味噌……味噌汁も格別でした。
 地下500mから湧き出る温泉はびっくりするほどつるつる肌になります。外風呂はラジウム鉱石でしっとりとした肌ざわりで、自然のなか日頃の疲れも解消できました。
 ぜひ、一度この空間でゆったりとした時間を過ごしてみることをお勧めします。

場所 福岡県久留米市三潴(みづま)町西牟田6552
交通 JR西牟田駅から車で約5分、九州自動車道広川ICより約20分
電話0942-54-6681
料金 29,400 ~ 73,500円(1室)、25,200 ~ 48,300円(4室)(税込、1泊2食付)
情報提供『民家』80号 取材:福岡県・正会員 柳本隆彦

2010年1月16日 (土)

福岡・糸島市/食事処「前原古材の森」

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■かつての豪商の出店
 福岡市西部に隣接する糸島市の中心、唐津街道の宿場町・前原宿の町並みにこの店はある。江戸時代に栄えた豪商「綿屋」の出店として呉服屋を営んでいた建物で、解体寸前のところを「地域の貴重な文化財をなくしてはいけない」と、現在の店主が借り受け、喫茶、食事処、イベント会場として4年前に開店した。
 建物は1901 年(明治34 年)の建築で、吹き抜け部分の2階には漆塗りの回廊があり、伝統建築の粋を鑑賞できる。食事を楽しむのは、床の間・書院付きの和室、広い土間スペースだ。
 「町並み散策」のイベントも季節に合わせて企画しており、散策後には江戸時代の料理を再現した「唐津街道御膳」を楽しむという趣向をこらしている。

■地産地消、手作り、本物の味
 食事処としてのコンセプトは、地産地消、手作り、本物の味。
 昼間は喫茶とランチが中心で、約30 種類の食材を使った糸島ランチが1,100 円と値段も手ごろ。すべての料理が手づくりというのもうれしい。
 夜は、玄界灘に近いことから季節の魚介類を取り入れたコース料理や豊富な単品メニュー。団体の予約も受け付けている。

■ガイド
場所福岡県糸島市前原中央3-18-15
交通JR筑肥線筑前前原駅より7~8分 西九州道前原ICより5分
電話092-321-4717
メニユー:〈昼〉町家弁当 1,000円、古材の森ランチ 1,600円ほか〈夜〉磯音2,500円、山海3,000円 (要予約)、いとしま4,000円(要予約)
営業時間昼11:30~14:30(喫茶は17:00まで) 夜18:00~23:00 定休日 水曜日
定休日不定休