民家の店・宿

2010年7月 7日 (水)

福島・南会津町/和風レストラン「山王茶屋」

_edited_3■本陣形式を備えた旅人休憩所を移築復元
 東京から車で3 時間、福島県奥会津地方の美しい自然の中に奥会津博物館があります。山王茶屋はこの博物館の一角にあり、下野街道の山王峠の入り口にあった旧山王茶屋を移築復元した茅葺き屋根の建物です。
 下野街道は会津と関東を最短距離で結ぶ重要な交通路であり、旧山王茶屋は難所の山王峠を越す旅人の休泊所として利用されていました。1617 年に創建されましたが、1868 年戊辰戦争で焼き討ちされ、翌年に同じ間取りで再建されたと伝えられています。構造的には、旅人の入り口とは別に武士階級専用の「乗り込み玄関」があるなど、近世宿駅の本陣形式を備えています。
 交通手段の変化により休憩所の役目を終え、2002 年に博物館内に移築され、2009 年10 月からは民家レストランとして見学者に親しまれています。

■南会津の郷土料理を堪能できる食事処
 ここでは民家の雰囲気をそのままに、地元南会津の郷土料理をゆっくりと楽しむことができます。手打ちそば、岩魚の塩焼き、ニシンの山椒漬け、つゆじ、会津地鶏、しんごろう(うるち米を半つきにして竹串に刺し、エゴマを混ぜた味噌を塗って炭火で焼いたもの)、季節の山菜やきのこの料理を堪能できます。こだわりの蒸し釜で炊き上げたご飯は格別です。

■ガイド
場所福島県南会津郡南会津町糸沢字西沢山3692
交通会津鉄道会津山村道場駅より徒歩10分車で東北自動車道西那須野塩原ICより国道400号・121号経由で1時間
電話0241-66-3888
メニユー郷土食御膳1,350円、会津地鶏定食1,200円、天ぷらそば1,000円、
営業時間9:00〜16:00(年中無休)
情報提供『民家』73号(茨城県・友の会会員 原 啓)

2010年3月 6日 (土)

福島・喜多方市/食事処「志ぐれ亭」

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■100年前に建てられた山地主の民家を移築
 福島県喜多方市、県道 336号線(まほろば街道)と国道 459号線の交差点より北に 1キロ入った里山のふもとに、ふるさと懐石「志ぐれ亭」はある。まほろばとは、神々(もとは山々や自然)や信仰に守られ実り豊かで人々が暮らしやすい住みよい土い意味。そんな場所に西会津の山中にあった築 100年の民家を可能な限りかつての姿を再現して移築再生した。
玄関正面を入るとまず、板の間の大きな囲炉裏が出迎えてくれる。座敷に入って驚くのは大きく立派な三つの神棚。山地主の住まいであったというから当時の繁栄ぶりが想像できる。奥座敷では100年経っているとは思えない素晴らしい白木の建具や梁、欄間が見られる。

■上質な懐石料理と懐かしい郷土料理の味わい
 喜多方の里山には、四季折々さまざまな味覚が実る。それら地元の食材を主役にし、京懐石に郷土料理を織り交ぜた志ぐれ亭の「ふるさと懐石」。素材の持ち味を大切に、調理は手を加えすぎないように心がけている。

■宿泊は1日2組のおもてなし
 1日 2組限定の宿泊も受け付けており、贅沢な漆塗りの風呂に入浴できる。お客様の「ふるさと」になりたい…そう言う女将さんとご主人は「おかえりなさい」と宿泊客を出迎える。客もまた「ただいま」と帰ってくる。まるで実家に帰ってきたような雰囲気だ。ここが、ふるさと「志ぐれ亭」。

■ガイド
場所福島県喜多方市上三宮町吉川字日照畑374-1
交通JR喜多方駅からタクシー10分
電話0241-24-4905(要予約)
メニユー昼御膳(要予約)2,000円.、ふるさと懐石(要予約)3,500円.ほか             *昼限定メニューあり
営業時間昼〉11:00.15:00〈夜〉17:00.22:00(要予約)
定休日火曜日(休日の場合、翌平日へ振り替え)
情報提供『民家』71号 友の会・竹内樹美