神奈川・鎌倉市/食事処「なるせ」

■江戸時代の貴重な茅葺き民家
くねくねと曲がる古い石垣に沿って行くと、住宅街にただ1軒残された茅葺きの民家が現れる。江戸後期の建物で、先ごろ鎌倉市で 32番目の景観重要建築物に認定された。1869年(明治 2年)築の土蔵もある。
訪れた日は建物周囲に足場が建ててあり、JMRA会員の工務店による茅葺き補修工事がスタートしたところだった。
■1組だけの贅沢なおもてなし
店は古民家本来の、大戸、土間、畳の座敷、広縁をそのまま残していて、故郷の親戚の家に訪れたような懐かしさ、居心地の良さをかもし出している。6年前、ご主人の成瀬さんがご自分の生家で営業を始めるにあたり志したのは「気の合った仲間が集い、日本の原風景の中で気分よく過ごしてもらうこと」。そのため昼1席、夜1席の完全予約制をとっている。
食材は、自家製や近所の農家に分けてもらう野菜と、三浦半島の魚介を主としている。会席コース料理だが、気取らない雰囲気の料理がボリュームたっぷりいただけるので満足感は最高。なお、普通のコースにない料理も幅広く対応できるそうなので、予約時に相談してみてほしい。予約は 10日前までが望ましい。
浮世を離れ、時間を忘れ、心ゆくまでおいしい料理を楽しむことのできる、稀有な店である。
| 場所 | 神奈川県鎌倉市手広2-32-1 |
|---|---|
| 交通 | 湘南モノレール西鎌倉駅下車徒歩7分 敷地内に駐車スペースあり |
| 電話 | 0467-31-3373(要予約) |
| メニユー | 会席コース 昼 3,500円~/夜 4,200円 |
| 営業時間 | 12:00~20:00 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 情報提供 | 『民家』71号 正会員・西本佳代子 |




