奈良/古民家民宿「木治屋」
屏風岩
■奈良の秘境「曽爾村」
曽爾村は奈良県中部東端に位置し、170万年前から1万年前までの室生火山群が活動していた頃の痕跡がみられます。
奇怪な形の鎧岳(894m)、兜岳(920m)、200mの断崖絶壁の屏風岩などが見え(その下の山桜が絶景)、雄大なすり鉢状の茅場がある曽爾高原は、心をなごませてくれます。
■美しい村を次代につなぐ「木治屋」
木治屋は先代(現当主の父)が農家型民家の行く末を案じ、建物の維持とまわりの景観を美しく保つようにと民宿を始めました。「温故知新」を玄関に掲げたのは、「成長した若者達が村外から帰ってきたとき、生まれ育った民家がなくなっていたのでは帰る気が失せてしまう」、「民家は決して快適空間ではなくても生活のバロメーターがわかる大切な空間であり、若者が自慢できるように守っていくことが大切である」という思いからです。
村の祭り、獅子唄祭は毎年秋にあり、292年も続いています。民謡も幼い時から教え、文化の伝承に努めています。
「祖父が建てた築130年の農家の歴史や、曽爾高原の野焼の手順のことも次代の人に継いでいってもらいたい」「これからの村おこしとして、「日本の美しい村」を全国に呼びかけ、手をつないでいきたい」とご主人は熱く語ってくださいました。
料理は山里らしく川魚や山菜が中心ですが、清楚に盛りつけられ、やさしい味付けでした。
| 場所 | 奈良県宇陀郡曽爾村伊賀見 2126-2 |
|---|---|
| 交通 | 近鉄大阪線名張駅から曽爾行きバスで 25分 |
| 電話 | 0745-94-2551 http://kijiya-kominka.com |
| 料金 | 1泊2食 大人 8,500円 小人 7,500円 |
| 定休日 | 不定休 |
| 情報提供 | 『民家』78号 取材:大阪府・正会員 小原公輝 |





