民家の店・宿

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2019年1月 1日 (火)

千葉/珈琲 「抱(HUG)」

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■隠れ家古民家で自家焙煎珈琲を愉しむ
 千葉県大多喜町。本多忠勝の城下町として知られる大多喜中心から車で7分ほどの小さな集落「堀之内」に「珈琲 抱(HUG)」はあります。築100年の古民家の主屋は、生豆を手回しロースターでじっくり焙煎するための作業場と店主の住まいとして使われています。納屋を改装した喫茶スペースでは、香り豊かでほのかに甘いコーヒーが味わえます。
 南青山で長く続いた喫茶店「大坊珈琲店」の流れをくむ自家焙煎のコーヒーは、生豆の特徴を生かして複雑な香りと甘み、苦みと酸味が絶妙なバランスに炒りあげられて、香り高く、透明感のある後味の独特な世界を作り出します。焙煎したコーヒー豆は常に数種、持ち帰り用に準備されています。

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 テーブル3つの小さな喫茶スペース入り口の壁や床には大多喜在住の天然石モザイク作家 松下たかし氏作の小さなモザイクがポイントとして散りばめられています。厳選されたコーヒーの味と香りを楽しむために特注したカップや、近隣のパティシエールたちから取り寄せるケーキなど、細部にわたる気遣いが、納屋を改装した小さな空間を、上質な大人の隠れ家に変えています。

■マーケット文化の担い手の店主の人柄を感じる
 コーヒーを静かに愉しむための空間なので、あまり店主から話しかけられることはありませんが、話しかけると房総の美味しいお店なども教えてくれます。店主の水野さんは房総半島のマーケット文化を作ってきた草分け的存在で、彼を慕う大勢の関係者に乞われて、現在でもいくつかのマーケットを主催されています。
 焙煎したコーヒー豆の販売とマーケットなどでのコーヒーの提供を中心に活動していた水野さんに、マーケットのお客様や地元の知り合いのみなさんから、要望が寄せられたのが開店のきっかけだったそうです。開店時から今に至るまで店主を慕う多くの方に愛されてきた空間です。

場   所 千葉県夷隅郡大多喜町堀之内407
アクセス 高速バス「 たけゆらの里」停留所より徒歩10分
いすみ鉄道「東総元(ひがしふさもと)」より徒歩30分
電  話 090-6007-5969
料  金 コーヒー450円~、ケーキ450円~
HP http://chiba-ken.jp/hug/
Facebook   https://www.facebook.com/baisenhug/

(取材:千葉県・正会員 高橋信博)