民家の店・宿

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2015年7月22日 (水)

愛媛/ 古民家の宿「石畳の宿」

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■伊予の国、石積みの棚田が広がる山間の宿
  内子町は愛媛県の中部、3つの川の合流地点に広がる内子盆地に位置する中山間地域の町です。江戸期から大正期にかけては、木蝋の一大生産地として全国に知られていました。当時の富を背景に建てられた白壁・土蔵造りや商家群が、今も見事な町並みを形成しています。1982年には重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。内子町では、伝統的な町並みの保存にとどまらず、農村景観にまで対象を広げた地域づくりを展開しています。
 その一環として1994 年に誕生したのが、築80 年の古民家を移築再生した「石畳の宿」。建物の設計は内子町の町並み保存にも携わった建築家の吉田桂二氏。
 「石畳の宿」は、内子町の中心部から車で進むこと約25分。人家がほとんど無く、石積みの棚田が山裾から中間部まで広がり、まさに伊予の国の原風景といった石畳地区にあります。周囲には美しい棚田や水車、鎮守様へ誘う屋根付き橋など、懐かしい農村の風景が残っています。私たちが到着した頃には、1月でもあり、すでに日は暮れていて、街灯のない山道を走り続けてきたので、宿の明かりが見えた時はほっとしました。

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■地元の素材を生かしたお母さんたちの手料理
 建物は木造瓦葺きの2階建て。玄関を入ると奥に囲炉裏のある板間があり、続いて縁側のある座敷が2間(食堂と客室)。2階には小屋裏を改修した客室が3部屋あります。収容人員12名のこぢんまりとした閑静な宿です。
 宿は町営で、運営は民間委託です。切り盛りするのは、近所の農家の主婦の団体で、みなさん明るくいきいきした女性ばかりでした。料理は地元のお母さんの手料理で、お煮しめ、白和え、酢の物、アマゴの炭火焼き、山菜のてんぷら、うどん、そして水車小屋で脱穀した「水車米」。どれも素朴ながら上質なものばかりでした。

場所 愛媛県喜多郡内子町石畳2877
交通 町営バス満穂線にてJR内子駅より25分
(終点石畳の宿下車)
町営バス満穂線にてJR内子駅より25分(終点石畳の宿下車)
問い合せ 0893-44-5730
メニュー おまかせランチ 1,500 円(要予約)、サンドイッチ やリゾット、
ハヤシライスなど 800 円前後、コー ヒー 400 円(おかわり自由 )など
時間 チェックイン15:00 チェックアウト10:00
料金 1泊2食付 大人8,800円(1人利用は9,800円)
小学生6,700円、幼児3,000円 要予約
定休日 毎月第3火曜日

(取材:茨城県・正会員 吉田良一 )