民家の店・宿

2017年8月11日 (金)

岐阜/ゲストハウス「のっぽさんち」

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■オーナーさん夫妻の人柄が包みこむほのぼの宿
 下呂温泉から車で約30分、巌立峡(がんだてきょう)近くの山あいにある週末営業の古民家ゲストハウスです。オーナーさん夫妻が県外から通って宿を切り盛りしています。ちょっと独特な宿の名前は、旦那さまが文字通りのっぽさんだから。分かりやすくていい名前ですね。
 約8年間使われていなかった地元名士のお宅を借りて、2016年にオープン。和室2部屋各4名、洋室1部屋4名のアットホームな空間です。お風呂は近くの天然炭酸温泉「ひめしゃがの湯」を利用します。湯上がり後は宿の座敷でほっこり。オーナーさん夫妻や宿泊者どうしのフレンドリー感が旅の楽しさを盛り上げます。
 今年のゴールデンウィークからはカフェも営業開始。同じく週末営業ですが、ご近所さんも来店して人気上々。お茶菓子の「えごま塩ちんすこう」が好評です。

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■建物内外の見学も楽しい
 もともと田舎で暮らすことに興味があったのは旦那さま。インターネットで情報収集する旦那さまを怪訝な顔で見ていた奥さまでしたが、今やどっぷりここ小坂町での生活にはまっているのは奥さまの方だとか。
 造作のこまやかな建物や庭も見応えがあり、建物前には松竹梅が揃っています。緑美しいこの時期、ぜひ訪ねてみてください。

場所 岐阜県下呂市小坂町落合222
交通 国道41号から県道437号に入り約7kmJR飛騨小坂駅より車で10分
電話 080-1581-1652
料金 ドミトリー1泊3,500 円、個室1泊3,500 円/1名(4名利用)
営業時間 金・土・日曜日(日曜宿泊可・臨時営業あり)平日でも宿泊可能な場合あり。要問い合わせ。
問合せ HP http://nopposanchi.wixsite.com/nopposanchi
Facebook https://www.facebook.com/nopposanchi/

(取材:東京都・正会員 大澤憲吾)

2016年7月 1日 (金)

鳥取/ゲストハウス 「解放 Guest House 勝造」

1_4 ■NPOが事業主体となり空き家を活用
米子駅からほど近い中心市街、かつては醸造業が栄えたことから糀町と名付けられた通りに面する間口の狭い昔ながらの町家。空き家となっていた建物を活用し、かつての賑わいを取り戻そうとする試みが行われています。事業主体となっているのは「NPO 法人まちなかこもんず」。町家独特の長い通り土間を「小路 」になぞらえて建物全体を「わだや小路」と名付け、2階のゲストハウスの他にも1階をレンタルスペース、シェアオフィス、カフェとして活用しています。

2_2 営業時間中はだれでも通り土間を通り抜けることができ、そこで世代や国籍を超えた交流が生まれることを目指しています。 また、プロジェクトにかかる費用をまかなうために「米子空き家活用プロジェクト基金」を立ち上げ、一般からの寄付金を受け入れるなどの取組みも行っています。その活動から生まれた、わだや小路内の「解放 Guest House 勝造」は米子初のゲストハウスとしてオープンしました。

3 ■通りを見下ろす「つし2階」のゲストハウスに泊まる
 築140 年を超える天井の低い「つし2階」にしつらえられた和室の窓からは表通りを見下ろすことができます。醸造業華やかなりしかつての賑わいを想像しながら眺めてみたいですね。町家をゲストハウスとして再生するには消防や保健所の厳しい規則をクリアする必要がありますが、ここでは元々の建物を生かした自然な形となっているので、違和感がなく心からくつろげる空間になっています。
 食事はなく素泊まりですが、設備やアメニティは充実しています。

41階のレンタルスペースや通り土間のギャラリーでは、さまざまな催しも行われていますから、思いがけない人や物との出会いもあるかもしれません。ホームページからも予約できますので、ぜひ一度泊まって新しい米子を発見してみてください。

場所 鳥取県米子市糀町1丁目10 わだや小路内
交通 JR山陰本線米子駅より徒歩6分
問合 電話:050-6866-5100
時間 チェックイン15:00/ チェックアウト10:00
料金 和室:1泊 2,500円 ベット:1泊 3,000円
ホームページ http: kaiho-guesthouse-katsuzo-yonag.jimdo.com/

(取材:高知県・正会員 公文大輔)

2014年10月13日 (月)

鳥取/ ドリンクのテイクアウト「くだものや」

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■赤瓦と焼き杉板の町家の町並み
 鳥取県の中央部、城下町として、また地域経済を支える商家の町として栄えた倉吉。市内中心の打吹玉川地区には玉川沿いの白壁土蔵群、赤瓦と黒い焼き杉板の町家の町並 みが残っており、多くの観光客が訪れています。
「くだものや」はその町並みの一角にあります。民家の道路に面する部分を取り払ってアプローチとし、その奥の部分を店舗に再生しています。

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くだものや野菜、牛乳または豆乳を使った地産地消のスムージーが専門で、テイクアウトのみ。町歩きの途中、疲れた足を休め、乾いたのどを潤そうという観光客で賑わっています。アプローチ部分がお休みどころです。

■季節のくだものを使ったスムージー
店を営む山崎優子さんは神奈川県からのIターン組。鳥取県をたびたび訪れていて、心和む自然の美しさ、地域社>会と人々の優しさに惹かれたと言います。東日本大震災の被災地支援にボランティアとして参加した折、鳥取から石巻に支援に来ていた職人グループの人たちと知り合い、思いやりの心に触れて鳥取県移住を決意したとのこと。
 山崎さんは栄養士の資格を持ち、食品加工会社に勤めていたことがあり、このくだものを活かしたドリンクの店を2012年9月に始めました。

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 スムージーは季節に合わせて数種類のメニューを用意しています。材料にはこだわり、市場で一級品を仕入れているとのこと。
 倉吉を訪ねる折には、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、倉吉市ではまちおこしの一環として、商工会議所が店を始めたい人に低家賃で利用できるチャレンジショップ「あきない宿」を設け、支援に取り組んでいます。

場所 鳥取県倉吉市魚町2557
交通 倉吉駅よりバスで15分
問い合せ 電話:00858-33-5673
メニュー いちじく、桃太郎ぶどう、梨グリーン、 その他旬のくだもののスムージー
 各600円前後
営業時間 11:00~16:00
定休日 火曜日、水曜日

((取材:鳥取県・正会員 山根賢志)