民家の学校

2010年6月30日 (水)

8期生活動内容

第1回講座 日本の民家と火の文化

2007年4月8日(日) 東京・池袋 自由学園明日館にて

ひらひらと桜の花びらが舞い、春を感じる暖かな4月8日(日曜日)。自由学園明日館で、民家の学校第8期が開講しました。
まずは大沢校長から挨拶をしていただきました。JMRA清沢代表理事からは民家協会の活動主旨・活動内容などについてお言葉を頂きました。

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■講義 日本の民家はここが面白い

第一回の講座のテーマは「日本の民家と火の文化」。まずは大沢校長から、日本の風土から見た民家の歴史を分かりやすく教えていただきました。そのなかで、考古学や、芸術、建築学、など「民家を見る視点」が沢山あることも学びました。今まで自分がどの様な視点で民家を見ていたのか、そしてこれからどのような視点を加えていくのか、新しい課題も見つかったのではないでしょうか。

■ワークショップ1 どんな木知っている? グループの木はどれ?

ワークショップ1では「どんな木知ってる?」「グループの木はどれ?」ということで、各グループに8枚の木のサンプルが配られました。『さて、この木は何なんだろう?』と臭いをかいだり、こすってみたり、たたいてみたり・・・色々な方法で木の名前を当てていくのですが、実は「松」が2枚入っているという回答に、さすがに全問正解は出なかったのでした。それぞれのグループ名「くり・けやき・すぎ・ひば・ひのき・まつ」については、全グループ正解!!木への興味や愛情も深まるとともに、グループ内の結束も深まっていきました。

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講義「火の文化」

続いては、岩城先生による「火の文化」の講義。重要文化財の明日館ですから、実際に火を起こす訳にも行かず?ビデオを見ながらでした。さすがに先生は、My発火道具を持参され、あっという間に摩擦法で煙をおこし、発火させていました。

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講師紹介 岩城 正夫(いわき まさお)
東京都生まれ。和光大学名誉教授。古代発火法検定協会理事長。「原始技術史入門」「原始時代の火」「原始技術論」(新生出版)「原始人の技術にいどむ」「火をつくる」(大月書店)、等著書多数。古代発火法検定協会ホームページ

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■ ワークショップ2 火を作る道具

ワークショップ2では、岩城先生ご指導の下、それぞれが火打ち金を作成。実際に火打石を打ち合わせてみると、火花が出て、あちこちで感動の声が上がっていました。今後この火打ち金を使って火をおこす予定。こっそり家に帰ってから火おこしの練習をしようと思った人がいたことは間違いないでしょう。

民家に興味を持ち集まった第8期生。お互いの交流も深めながら、学びを深めていく一年にしたいと思います。宜しくお願いいたします。

1_07_4 くり班

1_08_3 ひのき班

1_09_3 ひば班

1_10_3 けやき班

1_11_3 すぎ班

1_12_3 まつ班

1_13_3 火打ち金が完成!!

第2回講座 民家の見方・楽しみ方

2007年5月13日(日) 神奈川県川崎市 日本民家園にて

向ヶ丘遊園駅前の雑踏を抜けると新緑まぶしい生田緑地が見えてきました。今回は生田緑地にある民家の野外博物館「川崎市立日本民家園」にて、民家の学校第2回講座「民家園見学」が行われました。1ヶ月ぶりに再会した仲間と、様々な民家の工夫を学びながら友好を深めました。

■講義 民家の見方・楽しみ方

今回の講師は日本民家園へ勤務されていた横浜国立大学の大野敏先生。民家園の成り立ちや保存活動、園内の案内をご説明頂き、いよいよ園内へ。民家園は「宿場」「信越の村」、トンネルを抜け「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」と地域の特色がわかりやすく配置されています。「宿場」エリアでは競り市へ行く馬商人や馬方を泊めた馬宿、油屋、薬屋等を見学しました。昔のシャッターである揚戸、揚見世など大野先生の説明がないと見過ごしてしまうような工夫が沢山あり、大変興味深く見学出来ました。また、高台から望む石置き板葺屋根の三澤家住宅は背景に見える茅葺屋根、瓦屋根と違いごろごろと石が並ぶ様子は圧巻でした。
「信越の村」エリアは合掌造りの民家4棟、座敷を増築した横に長い佐々木家住宅に迎えられました。合掌造りも白川と五箇山地域による違いの特徴、豪雪地ならではの生活の工夫があり、大野先生から丁寧にご説明頂きました。

2_01_3 三澤家の石置き板葺き屋根

2_02_3 素朴なつくりの広瀬家

■グループワーク

白川の合掌造り山下家住宅にて各班ごとに蕎麦をすすりながら、第4回目の講座で各班が発表するテーマを話し合いました。それぞれが午前中に見学し興味をもったこと、感想を持ち寄り、テーマを決めて午後の見学ポイントを確認していたようです。閉園近くまで班ごと熱心に探索されていたようです。発表がどのようなものになるか楽しみですね。