イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

2010年7月 9日 (金)

東京/神楽坂路地裏散策

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神楽坂路地裏散策に30人が参加
 今年の通常総会会場は東京・神楽坂の「研究社英語センター」だというので、民家まちづくり部会が神楽坂の路地裏散策を呼びかけたところ、総会前の朝10時半、会員約30人が集まりました。
 神楽坂は、かつて隆盛をみた花街の風情を残す路地や石段、江戸から続く食事処などがある一方、最近は若者好みのフレンチやイタリアンの店もふえ、老若男女が訪れる東京の名所になっています。
 一行は、路地の左右に並ぶ飲み屋を眺めながら石畳を踏み石段を登り、芸者さんは25人に減ったけれど五軒残る料亭の建物を確認し、最後は狛犬ならぬ虎がお守りする「毘沙門さま」で記念撮影。その後は、京料理、うどんすきなどを楽しんで、総会会場へと向かいました。
神楽坂を歩いて総会に行こう」イベントは、遠方からの参加者にも好評でした


0001今回の路地歩きMAP

2_edited 兵庫通り _edited_2 石段 

2010年7月 1日 (木)

茨城/かすみがうら市の茅葺き民家を訪ねる

会場=茨城県かすみがうら市出島地区
期日=2010年4月17日(土)

 民家まちづくり部会では、これまで5年間「茅葺き民家を訪ねるイベント」を石岡市八郷地区で続けてきましたが、今年は隣のかすみがうら市出島地区に場所を移しての開催でした。
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酒井邸

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JR神立(かんだつ)駅に集合した参加者26名は、貸切バスにて茅葺き民家6軒を回りました。
 最初に訪ねた家は、築約200年の狩野邸です。間口9間の大きな家で、筑波周辺独特の柔らか味のある茅葺き屋根が印象的でした。2軒目は酒井邸で、こぢんまりとした寄せ棟の美しい茅葺き民家でした。屋根の軒先が直線でなく柔らかく波打っている様には感動しました。息子さんが隣に今の住宅を建ててしまったのを残念がっていました。3軒目は広瀬邸、庭がよく手入れされおり、建物とマッチして情景がよかったです。茅葺き屋根の北側が傷んだため葺き替えを予定していたところ茅手さんが突然亡くなり、トタンで覆わざるを得なかったとのこと。

_edited_3狩野邸 _edited_7広瀬邸

昼食後は、小沼邸を訪れました。長屋門も茅葺きで、主屋を引き立てていました。茅葺きの軒先の「とおしもの」が美しい7層の縞模様を見せていました。郷士の家柄で、江戸末期には塾を開いていたとのこと。たくさんの塾生が学んだ広い座敷がありました。

_edited_6小沼邸 _edited_8椎名家

5軒目は1674年(延宝21年)に建てられた重要文化財の椎名家住宅。東関東最古の民家と言われており、今は無住ですが、この日バスで案内してくださった運転手さんがこの家のご主人で、子どもの頃はここで暮らしていたそうで、昔の暮らしについて話を聞くことができました。

Photo_5福田邸

最後の福田邸は、茅葺きの屋根に金色の銅板を被せてありました。維持が大変で、つい最近工事をしたとのことでした。

持ち主のみなさんは、それぞれ茅葺き民家を誇りに思っておられましたが、茅手の不足、葺き替え費用など、難しい問題を抱えているようでした。行政の支援が必要ではないかと強く思いました。
(埼玉県・友の会会員 那倉幸弘)

2010年6月29日 (火)

福島/南会津の山村散策と地元『囲炉裏端の会』との交流会

会場=福島県南会津町
期日=2010年5月29日・30日

週末の緩んだ空気に包まれた会津線・田島駅に降り立つと、人懐こい笑顔の原啓さんが出迎えてくれました。
今回は、茨城県土浦市在住の原さんが週末を過ごす南会津町の民家を訪ね、地元の「囲炉裏端の会」の方々と「民家を生かしたまちづくり」について意見交換し交流を図る1泊2日の企画でした。原さんは昨年郡山で開かれた民家フォーラムで、南会津町のまちづくりについて事例報告をされています。
参加者は、原さんご夫妻を含め14名。

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最初に向かったのは北欧料理店兼ペンションの「ダーラナ」。茅葺き屋根に白壁、アズーレ色のアクセントが異色。入り口には真っ赤な木馬・ダーナラホースがでんと構えていました。日本の民家を北欧風に改造した建物ですが、囲炉裏もあって泊り客の交流の場になっていました。

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国道を横切ると、原さんの再生民家がありました。この地方に多い曲がり屋(馬屋中門造り)です。原さんは車の雑誌で見かけた「ダーナラ」に興味を持ち、こちらに通ううちに、すっかりこの土地に見せられ、空き家となった家を手に入れて、出来るだけお金をかけず、地元の民家の廃材を入手して「民家再生」を続けながら、原スタイルとして素敵なセカンドハウスに改装して活用しています。
リビングに入れば、そこには黒光りする太い梁、柱、そして床。北面と西面の壁を開口した二つの大きな窓ガラスからはいっぱいに広がるさわやかな緑が迎えてくれます。カウンターに座ると、その新緑のなかの渓流と小滝が目に入り、それは額縁に入った1枚の日本画。背後には微かにジャズが流れ、心が解き放たれる気分です。
一段上の板敷きには、手入れの行き届いた囲炉裏が夜の出番を待っています。
原さんはすっかり近隣に溶け込み、この家に関わった地元の職人さん初め、多くの人々のパイプ役を担っているようです。


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散策時に立ち寄った再生途中の民家は、原さんの再生民家を設計された方が南会津が気に入り、仲間5人で屋根の抜け落ちた民家を借り受け、セルフビルドで工事をしているものでした。「男の隠れ家」として「集う・語る・遊ぶ」ことができればと、お金をかけないユニークな工事が進行中でした。今後の進行具合が楽しみです。


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夕方から始まった囲炉裏を囲んでの交流会には、地元の職人さんや都会から来て地元で働く若者ら「囲炉裏端の会」のメンバーが集まってくれました。何と言っても囲炉裏を囲む朝釣り上げた岩魚の炭火焼きが圧巻、そして地元旬の立派なアスパラの1本丸ごと揚げ等、食べ切れないほどのご馳走を頬張りながらの語らいの輪があちこちにできました。

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温泉宿「さゆり荘」に宿泊しての2日めは、まず奥会津博物館南郷館で雪国の生活文化を伝える民具の数々と2棟の民家を見学。
続いて、民家を改造した開店間近のカフェ&レストランを訪問しました。「囲炉裏端の会」のメンバーである造り酒屋「花泉酒造」さんが、原さんの民家再生に刺激されて取り組んだとのことです。お酒の仕込み水で入れたコーヒーと酒粕入りケーキをご馳走になり大満足でした。こちらの「ロ万」シリーズのお酒は都会ではなかなか手に入らない話題のお酒です。


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当日急遽追加した「前沢曲家集落」を見学。最後に会津祇園会館に移動し、郷土料理の一品が添えられた昼食をいただき、現地解散となりました。
南会津は初めてでしたが、川の透明度や景観の美しさに、また手入れの行き届いた家周りや鎮守の社に、まだまだ日本も捨てたものではないなと思いました。
ぜひ、また訪れたいです。
(千葉県・友の会会員 谷辺順子)

2010年5月11日 (火)

神奈川/「望湘の蔵」移築再生見学会

会場=神奈川県茅ケ崎市
期日=2010年3月14日(日)

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イベント当日は、朝からわくわくしていた。移築再生で、蔵がどのように変身しているのか、とても興味があったからだ。
現地に着いたときにはすでに、多数の参加者が集まっていた。受付を済ませてから、建物の全景が見える位置まで下がって、はっとした。外観からは、蔵を感じることができないのだ。近づくと玄関の大戸だけが蔵を予感させてくれた。大戸を開けて中に入ると、様相は一変。そこには120年の時が存在している。漆で塗られた柱と梁による木組みの構造は、力強く美しい。床板は新しい材料だ違和感がない。
また、本来の場所ではない位置に古い建具や古材が積極的に利用されているが、その位置に馴染んでいるから不思議である。
露天風呂のように開放的な浴室は、外からの視線にも気配りがされていて、入浴を楽しめそうだ。


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2階への階段を上がると、声が出るほどの驚きである。外観からは想像できなかった蔵の骨組みが目の前に現れた。全体の大きさも感じることができる。太い棟木に丈夫な垂木が等間隔で掛けられている天井は見事であり、漆で塗られた構造材に囲まれた空間は、力強さと美しさに満ちていた。
蔵を自由自在に操り、構造的な制約を乗り越え現代の生活スタイルに合わせた間取りや配置は、設計者の知識と感性の表れであり、蔵の可能性を現代に示した住宅ではないだろうか。
ひと通り見学し、バルコニーに出た。ここからの眺望は「望湘の蔵」の名称にふさわしく、街の様子や、遠くには江の島を望むことができる。ここは、至福の時を感じさせてくれる舞台である。傍らの二脚の椅子は、家族の未来を見ることができる特等席のようであった。

(神奈川県・正会員 岩間幸司)

長野/民家ツーリズム・オープン民家 in 信州上田

会場=長野県上田市
期日=2010年2月6日(土)、7日(日)

上田市の塩田平は「信州の鎌倉」と言われ、平安・鎌倉時代の歴史遺産が数多く残っている。 参加者一六名は、10時にJR上田駅に集合した。

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最初に向かった手塚地区は独鈷山 のふもとに広がる田園地帯にある。訪問した民家は、越屋根のある築一130年の養蚕農家で、現在家主は住んでおらず、地元のイベントなどに使われている。そこを「道祖神祭り」の会場として、地元の人たちと一緒に餅つきを楽しんだ。幽玄な独鈷山を背景とした民家集落は、おりからの降雪と相まって一面の銀世界。墨絵のような幻想的な風景であった。 つきたての餅を賞味した後、手塚地区の集落を散策し、別所温泉へ移動した。 (写真は寒さを忘れ、地元の人たちと一緒に餅をつき共に食べる) 別所温泉は、古くからの湯治場で弘法大師や真田幸村ゆかりの湯などがある。各自好きな名湯を楽しんだ後、今日の宿泊民家「マルタの家」に向かった。 ここはご当主がリタイア後、民家をペンション用に再生した家である。夜は北欧製の大きな薪ストーブを囲み、ご当主の知人であるシェフが腕を振るったイタリア料理をいただきながら、ここでの暮らし方などをお聞きして、楽しいひとときを過ごした。

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二日目は、素晴らしい快晴となり、参加者一同、はりきって目的地の野倉地区に向かった。野倉地区は独鈷山の裏手にあり、美しい山々を背景に民家が点在し、懐かしい里山風景が広がっている。 ここでは、オリジナル玩具を自作し販売している銀河工房を訪れ、木工民芸品や地元の昔話のビデオを鑑賞した。次に明治33年築の茅葺き民家を訪問した。「ペチカ」は日本では珍しいが、これを自作し、使いこなすまでの苦労話をお聞きすることができた。(写真は前日からの雪で墨絵のような風景が広がる手塚地区) 午後には2件の茅葺き民家を訪問。最初の家は、比較的小規模な茅葺き民家を現代風に再生してある。天井部まで漆喰が塗られ、窓は三重ガラス、そして薪ストーブを使用していた。大寒のこの時期でも室内は極めて暖かく、窓際で小さいお子さんが楽しそうに遊んでいたのが印象的であった。 2件目は現在、再生途中で、自分の手で民家を再生することの楽しみや、懐かしい「だるまストー ブ」での暖房方法などについて見聞した。  今回のイベントでは、二日間で六か所のオープン民家を訪問した。 実際に見聞または体験することにより、寒い時期の民家での暮らし方、楽しみや苦労または暖房などの工夫について知ることができた。大変有意義な「民家ツーリズム」であった。 

(東京都・正会員 仙石正行)


長野/民家に住みたい方のための古民家移築再生体験会

会場=長野県諏訪郡富士見町
期日=2010年1月16日(土)
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古民家移築再生体験会の第一回目に参加しました。
見学場所は、南アルプスを望む富士見町。このイベントは三回にわたって古民家移築再生の過程を体験できるのが魅力でした。 今回の見学の現場は、建物の骨組みだけの状態で、部屋を区切る壁はまだありません。そのため、組み立てられた材の様子を見渡すことができました。古民家の移築再生ということでしたが、梁や柱などをよく見ると古材を継ぎ足していたり、新しい木材を用いている箇所が所々にありました。しかし、全体としては古材で統一された印象を受けました。新しい材には、塗料を塗って古材に馴染ませているとのこと。古い材を加工したり、新しいものと組み合わせて全体を演出しています。
ほかにも、古民家の雰囲気を伝える工夫が随所に施されていました。古いものを残しながら新しい何かを生み出していくことが「再生」なのだと実感しました。
見学後は、古材を利用して建てられた喫茶店「夢屋」さんにて野菜中心のおいしい昼食をいただきました。ステンドグラスと古材の組み合わせで温もりあふれる店内になっています。参加者の方々との交流も新鮮でした。
見学中は、JMRA会員の田空間工作所のみなさま、現場の職人のみなさまに大変お世話になりました。ありがとうございました。

(東京都・友の会会員 鵜飼訓子)

2010年3月 6日 (土)

山梨「古里庵」一坪小屋の組み立て実演

会場=山梨県甲州市
期日 =2009年12月13日(日)

Photo_15「JMRA山梨民家の会」の企画で行われた今回のイベントには、20名ほどが参加しました。 
この小屋はもともと三年前に、甲州市塩山在住の雨宮国広さんが製作されたものです。川崎市立日本民家園に保存されている多摩川の船頭小屋を模した一坪の小屋里庵」)です。
今回のイベントは、この小屋を市内塩山にある「福々亭」の前庭へ移築する作業の見学です。
雨宮さんは「どんな木でも生かす」をモットーに、手道具のみで、自分たちで伐りだした木を使った家づくりを実践されています。今年の八月にも、移動組み立て式で三坪の茶室を、持ち寄った手道具で造る準備をされているとのことでした。
 小屋の組み立ては、垂(たる) 木(き) の固定以外は釘を使わないもので、一人でもできるとのことですが、今回は短い時間で仕上げるため二人での作業となりました。あらかじめ、土間に埋め込まれた玉石の上に土台を回し柱を立てますが、柱、梁、桁行の組み合わせは、鳥居と同じとのことで、小さな小屋でも構造はしっかりしていると関心しました。竪(たて) 羽(いた) (め) (は) 目板は、曲がりのある部材に合わせて切られていて、番付順にはめ込み形ができてきたところで、一昨年現地再生した主屋で
昼休みとなりました。
昼食は弁当と、参加者の子どもさんがおこしてくれた竈の火で温かいけんちん汁をいただき、体も温まったところで午後の屋根部の作業見学です。
野(いた) (じ) (の) 地板を葺き、建具を取り付けて作業は終了。杉皮葺きは後日ということになりました。
参加者が順次内部を見学。細丸太を使った庇の垂木や、木(き) 小(まい) (こ) 舞の見える天井と古い茶箪笥の戸を使った小窓の雰囲気は、船頭小屋というよりは茶室の趣です。
その後、雨宮さんより日本の斧と西洋の斧の違いや、古代の石斧や鉄斧での力の入れ方など、実演を交えて教えていただきました。
木の先端部まで「生かす」(使い切る)ことは、自然からいただく木材を大切に使う心だと教えられました。

(埼玉県・友の会会員 中川淳一)

京都「民家ツーリズム・オープン民家in京都綾部」

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期日=2009年11月22日(土)・23日(日)

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 民家に宿泊体験する「民家ツーリズム」と地域の古民家を利活用した住居や店舗を見て歩いたりする「オープン民家」に参加するため、主人と私は紅葉の中を茅葺き民家のお宿「綾部吉水」に向かってひた走りました。「通り過ぎた? それとも道を間違えた?」と一抹の不安に駆られながら奥へ奥へと進むと、ありました! 自然の懐に抱かれた茅葺き屋根の宿。フカフカの落ち葉の庭を横切って静かな佇まいの玄関を入ると、大きな囲炉裏が私たちを迎えてくれました。
 参加者が自己紹介をした後、綾部在住のカナダ人陶芸家トレーシー・グラスさんを訪ねました。レンガ造りの工房兼自宅には、独創的で渋い色合いのさまざまな器が並んでいました。カナダ風の建物の奥には陶芸に使う土を保管したり、釉(ゆうやく) 薬を調合するための工房と大きな窯がありました。煙突のあるレンガの建物がどのように里山に溶け込んでいるか見たかったのですが、すでに辺りは真っ暗でした。
 宿の夕飯は、囲炉裏を囲んで地鶏の豆乳鍋をいただきました。肩を寄せ合いパチパチはぜる火を見ながら食べ語らう囲炉裏端は、ほんとうにすぐれた交流の場です。
 
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Photo_14翌朝は快晴。オープン民家の最初は、週末を過ごされるというご夫婦が再生した古民家です。茅葺きの民家と洋風な庭園が意外に合います。室内は、昔懐かしい趣きを残しながら同時にとてもお洒落でした。
次は、セルフ・ビルドで再生中の民家でした。建て主は大阪から綾部に通いながらの挑戦です。完成の頃に再訪して苦労話、楽しい話などをお聞きしてみたいものです。その方の想いがどのような形になっているか、とても楽しみです。
大阪から綾部に移り住み、定年後の自由を満喫されている方のお宅では、お手製の露天風呂や空中ブランコなどなど、遊び心にあふれた暮らしぶりが楽しかったです。  
 最後は、古民家に暮らしながら地元の仲間と手造りした石窯でパ ンを焼いたり菜園での野菜づくりを楽しむ方のお宅です。主屋の縁側には陽がサンサンと射していました。眼下に里の風景が広がり、膝に猫でもいたら一日この縁側で
飽きることはないでしょう。
 実は、私も最近奈良県宇陀市に古民家を手に入れました。今回のイベントに参加し、たくさんのヒントをいただきました。それを活かしながら自分たちのリフォームにボチボチととりかかろうと思ています。

(奈良県・友の会会員 植田由貴江)

神奈川 「民家再生見学会」

会場=神奈川県横浜市
期日=2009年8月1日(土)

8月1日、JR横浜線の中山駅に集合しました。
今回お伺いするお宅は、2世帯住宅です。以前住んでいた住宅の一部を再生したいという希望からJMRAと関わることになり、部材として東京奥多摩の木を使用したことから「東京の木で家を造る会」とのコラボレーションによる見学会となりました。
大工をしていたお爺様が1937年(昭和12年)に建てたこともあり、思い入れの多い家を部分的に改築するという方向からも考えていたそうですが、思い切って古材を組み入れた新築に踏み切ったということでした。
坪庭が見える贅沢な玄関に入ると豊かな木の香り。床のほとんどは無垢材を使用し、壁は漆喰。リビングには新材で八寸の大黒柱を入れ、伝統工法による仕口、継ぎ手を用いた様子が見えました。お母様の部屋は古材を多用して、とてもきれいに復元されており、大工さんの腕の良さを感じました。
新材は東京産の木のみを使っていることから木にまつわる話が多く、地場の木材を使用することの大切さについて考えさせられました。
この工事に携わった方々も、当日参加されていましたが、この家を建てることについての話をする際に自分のできの良い子どもの自慢話をしているようで、聞いている私も嬉しくなりました。
構想に3年、施工に1年(刻みに3ヶ月)の大プロジェクトを振り返り、「一家の文化祭」と称した建て主さんの嬉しそうな、そして祭りの後の少し寂しそうな顔が印象的でした。
(埼玉県・友の会会員 松田真理子)

2010年1月16日 (土)

神奈川 「民家の学校10周年 そしてこれから…」

会場=神奈川県横浜市
期日=2009年11月1日(日)
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横浜市の有形文化財にしていされている飯田邸
 
 2000年春に立ち上げられた民家の学校が、10周年を迎えた。これを記念するイベントが一一月一日に横浜市綱島の飯田家住宅で
開かれた。なにしろ一〇年に一度だけの企画であり、一期生から10期生、講師陣まで総勢八八名が顔を揃える盛大なイベントとなった。
 午前中からの参加者は、綱島・大倉山周辺を散策しつつ地域の歴史的建造物を見てまわり、その後、午後からの参加者と合流して、ご当主のお話を伺いながら飯田邸を見学し、最後は、地元ボランティアの方々お手製の料理をいただきながら、交流を深めた。
 今回のイベントのメイン会場である飯田邸は、JMRA会員の飯田助(すけとも) 知さんが所有されている。総面積2000平米を超える敷地に桁行11間、梁間4間半の寄せ棟茅葺きの主屋と長屋門があり、庭 にはサルスベリ、梅などの木々が立ち、一部濠を残した歴史的にも貴重な建物で、横浜市の有形文化財でもある。
 個人宅であるにもかかわらず、地域の活動やJMRAのイベントにたびたび活用されている。そうしたことからわかるとおり、当主の飯田さんは実に鷹揚な方だ。元高校の校長先生であり、邸内を巡りながら当時の思い出話も飛び出す。「私はね、病気で休んだことがないんです。病気になる前に休んじゃう。『校長が休んで大丈夫なのか』って聞かれると『学校は教頭でもってる』と答えちゃう」。もし教頭時代に同じ質問を受けたらどう答えたのかと問われると「もちろん『学校は校長でもってる』」参加者の笑いを誘っていた。

飯田家は代々綱島の名主を務めてきた。享保年代(1718~.35年)以降、収穫米の配分は「五公五民」が一般的であったが、周辺はたびたび洪水に見舞われため、「三公七民」まで下げるよう幕府にかけ合い、自領の民をため守ったという。そんな柔人々への優しい眼差しが、今に引き継がれているようだ。

 住宅には、住居の機能、財産の機能、それに交流の場としての機能があると思う。この三つめの機能は民家の真骨頂ともいえるものだが、現代の住宅では実現しにくい。飯田家住宅の居心地のよさは、今なおその貴重な機能が健在な点にある。10周年を祝う特別な日を、こうした場所で迎えられたのは、本当に幸せなことだ。

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 交流会では、卒業生から活動報告や告知があった。民家の保全・修復などに携わる「民家お助け 隊」が参加を呼びかけほか、卒業生の親御さんの実家で国指定重要文化財である、高知の安岡家住宅の本格修復について協力要請があり、瞬く間に募金が集まった。
卒業生の一人が「共通の好きなことを中心に人々が集まり、仲良くなれるのが民家の学校のいいところ」とおっしゃっていたが、そのとおりだと思う。同じ趣味の友だちができて、さらに興味を深めることができる。しかも社会参加にもつながっている。私の学校に入った理由は、まさにそこにあった。

 イベントの閉会が近づいた頃、参加者に衝撃が走った。この学校の生みの親であり、育ての親でもある大沢匠校長が、今期かぎりで退任すると発表したのだ。続いて新校長が登場すると、さらにどよめきが起こった。引き継ぐのは、30歳以上若い横川超(たける) さん。大沢校長が彼に白羽の矢を立てたのは「自分と同じく非常に好奇心が旺盛だから」だそうだ。私もよく知っているが、ぴったりの人選だと思う。つい最近まで、海外へ長い放浪の旅に出ていた彼は、好奇心だけでなく、バイタリティにもあふ
れている。来期からどんな学校になるのか、今から楽しみだ。最後は大沢校長を胴上げして思い出に残る締めくくりとなった。

タイトルのとおり、民家の学校の「これから」に夢をつなぐことができたイベントだったと思う。

(東京都・正会員 大澤憲吾)

2009年12月10日 (木)

「民家フォーラム2009」

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10月24日(土)、25日(日)の2日間にわたり、福島県郡山市にてJMRA主催の第12回「民家フォーラム2009」が開催されました。
今回のフォーラムでは、地域の歴史と文化である伝統的な民家を生かし地域の活性化を図る方策を探ることを目的に、「民家を生かす、地域をおこす」をテーマに掲げ、シンポジウムと民家ツアーを実施しました。
初日の24日には、郡山市内の安積歴史博物館(国指定重要文化財)(写真1)を会場にシンポジウム(基調講演と活動事例発表・討論)が開催され、全国および地元からJMRA会員をはじめ約200名が参加しました。
最初に、松山東雲短大の犬伏武彦教授による基調講演が「イギリスは、限界集落はなかった!」と題して行われ、参加者の感動を呼びました。

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会場を埋めた参加者 、基調講演をする犬伏武彦教授


続いて次の3名の方から活動事例発表があり、討論が行われました。
1.民家を地域交流ふれあいセンターに(山形市)
社会福祉法人やまがた市民福祉会理事 松浦猛将
2.日本一の蔵を生かしたまちづくり(福島県喜多方市)
NPO法人「まちづくり喜多方」代表理事 江花圭司
3.民家トラストで民家を介護・教育施設に活用(東京都西東京市)
㈱山田屋代表取締役 山田哲矢

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活動事例報告の松浦猛将氏, 江花圭司氏 , 山田哲矢氏,

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報告を受けての討論では、福島県南会津で活動している原啓氏から現地報告がありました。
シンポジウムに先立って、民家再生奨励賞の表彰があり、22件の民家再生に対し賞状とプレートが手渡されました。

また、民家再生事例のパネル展示、曳家協会による曳家実演が行われました。

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2日目の25日には、2コースのオプショナルツアーが組まれ、「蔵のまち喜多方を巡る」ツアーに40名、いわきの民家を巡る」ツアーに14名の参加がありました。

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喜多方の座敷蔵(大善家)、 喜多方ツアーの参加者

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来年の民家フォーラムは、岐阜県飛騨市で開催の予定です。

2009年10月22日 (木)

「フランスの美しい村々と民家をた訪ねる旅」

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2009年9月21日から29日
参加人数:40名
団  長:佐藤 彰啓

<1日目>

一行は21日12:00、フランス航空にて成田を発ち、パリ・シャルルドゴール空港を経てバスにてシャンパーニュ地方のトロワに着いたのは成田より15時間後、フランス時間21:00でした。

<2日目>

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今日から「フランスの最も美しい村」を巡る旅の始まりです。
出発までの2時間程をトロワの旧市街を早朝散策、ここには中世の木組みの家が
数多く残っていて、まるで支えあうかのように曲がったままの梁を保ったまま軒を連ねています。狭い路地は上階に行くほど張り出し不思議な光景です。時間がないので駆け足でしたがゆっくり時間をとって廻りたい街でした。
いよいよ「フランスの最も美しい村」の一つである世界遺産のヴェズレーへ出発です。車窓はやさしく、美しい田園風景が何処までも続きます。


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ヴェズレーでは今回の旅の前半をセットして下さったブルゴーニュ在住の大島さんが一緒に案内してくれました。
ここはかつてキリスト教の一大巡礼地として栄え、この丘の上に建つサント・マドレーヌ寺院を中心に中世の村がそっくり残っているお伽の国のような美しい村した。道の中央には巡礼の道標となるホタテのエンブレムがあり、今も民家や店舗として使用中の建物の数箇所で補修、屋根のふき替えなど施工中でしたがこうして何百年もの間大切に守り続けているのが良く解ります。
今夜はブルゴーニュ地方の首都ディジョン泊です

<3日目>

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今日から大島さんに加え歴史研究家のバリガンさんが加わりシャトーヌッフ村へ出発です。
途中農家手作りの特産品を販売するフランス産「道の駅」に寄り、大島さんお勧めのマスタードを皆さんおみやげの購入!、その後ブルゴーニュ運河の港の休憩地へ、ここは地中海と北海を繋ぐ水脈の重要な基点とのことでした。とても静かなのどかな風景に心が洗われます。又この地を旅する際はゆっくりと運河の船旅を楽しみたいものです。
お昼はサント・サビンヌ村のシャトーホテルにて、食前酒キールを飲みながらザリガニ入りサラダ、鴨肉料理、カシスのババロアと午後から訪ねるシャトーヌッフ村愛好会名誉村長のシモンさん(86歳)も交えて優雅な昼食を頂きました。ここは12世紀に建てられた修道院の跡地に17世紀に城として建てられたものです。

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シャトーヌッフ村はフランスの最も美しい村協会加盟後、愛好会の努力もあって、過疎化していた村が活気付いた村おこしに成功した場所です。村の入口には15世紀に建てられたシモンさんの家があり、そこからなだらかな丘へと続く小さな素敵な村でした。丘の上には堀に囲まれたお城があり,i一部修復中でした。


夕刻ディジョンに戻り、市内の中世からある邸宅や商人の館などを見学後、市内最高のミシュラン・レストランで夕食、皆さん又もキール酒をリクエスト!勿論、中夜共に大島さんお勧めのワインを頂いたのは言うまでもありません。

<4日目>

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今日はブルゴーニュのワイン産地を巡ります。
何処まで言っても見渡す限り葡萄畑のグラン・クリュ街道をひた走り、ジュブレ・シャンベルタン村のお城に到着、ここは要塞として11~13世紀に建築された城で、今ではワイン農家が使用しています。内部を見学させてもらいましたが、かつての城壁の跡や塔、地下には牢獄など要塞として使われていた中世の面影が色濃く残っていました。
地下のワインセラーにてジュブレ・シャンベルタンの2002年物の良質なワインを2種類試飲させてもらいました。このワインは皇帝ナポレオンが愛したと言われています。ワイン好きには垂涎の一滴でしょう
昼食はヴォルネー村のワイン農家が経営するレストランにてエスカルゴを頂きましたが、恐らく今回の旅の中でナンバーワンの味でした。皆さんこちらでワインを購入、重たい旅の始まりです。
大島さんと陽気なバリガンさんとはここでお別れ、お二人のおかげでとても楽しい、おいしい旅でした。有難うございました。
この後、迷いながら今夜の宿のエコミュゼ・アルザスへ向かいました。

<5日目>

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エコミュゼ・アルザス内のロッジに分宿した一行は同じ敷地内のアルザス地方の民家園とも言うべき伝統的民家の集落を見学しました。ここは一番古い建物は500年以上経過しています。油屋、鍛冶屋、車大工の作業所では職人が実演しながら来訪者と会話を交わし、穀物小屋では水車が廻り、家畜小屋では牛やロバやヤギなどが人懐っこく迎えてくれます。そのほか馬具製造所、製粉所、漁師の家、共同洗濯所等、生活に根ざした農村社会のいろいろな業種の建物や学校や役所なども再現され、教育上有効との評価を得て年間4万人の小学生が訪れ、実際にこの敷地内で数週間生活を共にするそうです。日本の各地の故郷村も見習う課題が感じられたエコミュゼでした。
昼、ミューズ空港からパリ・オルリー空港へ移動


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19:00よりパリの宿泊ホテル、プルマン・ラ・デファンスホテルにて今回最大のイベントであるフランス民家協会との交流会が開催されました。
フランス民家協会は1985年に発足し、会員数は現在1万人とのことです。
トニーさんによる活動紹介はスライドを使い、フランス民家の修復の現状や材料などを説明頂き、明日からのノルマンディの見学が胸躍ります。また、フランス民家協会会長から興味深い質問があり、お互いに民家に対する深い思いを感じた交流会でした。


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<6日目>

今日からフランス民家協会のトニーさんとノルマンディ地方へ移動、早朝は北の湿った空気があたりを包み、幻想的な霧の中を進みます。ノルマンディは乳製品とりんごの産地として栄え、競争馬の産地としても有名です。

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一軒目はボヌボスクのシャンベルサンの荘園を見学。16世紀のこの地方も典型的な荘園の建物、116年間この状態で保存しており、現在6代目が住んでいます。この建物の外観はとてもデザイン性に優れた美しい建物でした。広大な敷地の中にはパン焼き小屋、納屋、馬車小屋、それに洗濯板が水位によって上下する洗濯場(歴史的建造物)などが点在しています。また、ミニュチアの民家の展示が実に見事、建物だけでなく人も家具も精巧に作られ、納屋の中いっぱいに広がる夢の世界でした。

昼は美しい庭園の中にあるJARDIN DE PAY DAUGEでクレープの昼食、カルバドスをたっぷり掛けたフランベタイプに人気があるようです。

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午後からは1975年に修復を初め、1989年に「フランスの最も美しい村」に認定されたブーグロン・アン・オージュを訪れました。ここは昔の街道の宿場町で街の角には16世紀の地方豪族の館があり、小さな商店がぎっしり軒を並べていました。

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この後、クレーブクール・アン・オージュを訪問、お堀の跳ね橋を通り城壁の中では民家協会の方が土壁のデモンストレーションを披露、JMRAからも一緒に参加し、土壁作りを体験、日本との違いを実感していました。この城は只今修復中の部分があり、躯体構造が良く解ります。

今夜の宿は今回のツアーのメインイベント、フランスの田舎の民宿に分宿です。それぞれ個性豊かな建物、と内装でした。中には天蓋付きのベットを備えた部屋もあったそうです。

<7日目>

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今日はノルマンディ最後の見学日、濃霧の中をこの地区会長のグルーネルさんと一緒にサン・ローラン・デュ・モンへ向かいました。1軒目りんごの栽培とそれを醸造したシールドとカルヴァドスの生産農家、この2種をミックスしたポモも合わせて試飲させてもらい、朝からほろ酔い気分!皆さんお土産に購入していました。

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続いてサン・マリー・オザングレを訪問、こちらのご夫妻は1987年にこの土地を購入し、周辺の古い家を買い増しながら改修を重ねてきたそうです。ご自慢の美しい庭と共に見事な景観を保っています。

午後からはカマンベール村へ

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竹林の中にひっそり佇む17世紀の農家、何か懐かしさを覚える風景は日本の僧侶から禅を学んだ奥様の思いが庭や家具、住まい方そのものに現れ、畳の禅道場や日本式の風呂などがあり、作家のご主人との静かな田舎暮らしを楽しんでいる様子が良く解ります

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最後の訪問地となったのは92歳の陽気なポレットおばちゃんのご自慢の農家、牧場の柵から牛たちがゆっくりと出迎えてくれます。こちらはこの地方の17世紀の代表的な建築を再現したもので、フランス農家協会の大賞受賞しています。
ノルマンディ地方の見学で良く見かけられたのは、強い西風から土壁を守るために造られた防御壁でした。これは瓦の形をした栗の木などで作られている壁面で、独特の美しい造形美を成していました。


天気に恵まれた「美しい村々と民家を訪ねる旅」も明日のパリの自由行動を残すのみです。この旅に同行して下さったフランス民家協会のトニーさん、通訳の内川さんどうもありがとうございました。そして若き添乗員の村上さんご苦労さまでした。

写真:JMRA 会員/長谷川 順一、松本 薫、友の会会員/小林 澄子(記事共)