イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

2018年8月19日 (日)

福岡 /〈九州民家大学〉 中国南部の民家

8月18日(土)、19日(日)
福岡県久留米市
参加:38名

Photo_6前回の「朝鮮半島と中国北部の民家」という寒さ対策の住まいに対し、今回は日本の気候に近い中国南部の住まいの話でした。
 古代に北方の漢民族の南下により、稲作が生業の南方越の人びとが追いやられ、飛散し新しい土地に移住。その土地に適応する力を持っていた人びとは、そこでとれる材木の特性を生かした構造で家を作り、棚田で米を作り、水を生活に取り込み土地の持つ力を活かしました。長く続く文化は土地に寄り添った住まい方なのだと思いました。(森元智子)

2018年8月10日 (金)

東京 /骨董糸巻きのランプづくり

8月18日(土) 広報委員会
東京都世田谷区
参加:4名

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「徳の蔵」で糸巻きを使った明かりスタンド制作が行われました。
 子どもたちは、移築された蔵の中で夏休みの工作に夢中でした。糸巻きにLEDランプと和紙をコーティングしたセードをセットした明かりスタンドに、用意された和紙や折り紙から好みの材料を選び、思い思いに貼って、フレッシュな明るい感性に満ちた作品に仕上げていきました。以前この蔵で実施した大人の作品とはまるで違うチルドレンワールドに出会えて、目から鱗の気分を味わいました。ぜひまた、子どもたちと古民家を繋ぐ企画に挑戦します。(小林澄子)

2018年7月29日 (日)

東京/ 和の暮らし「金継ぎ入門」

7月22日(日)、29日(日)文化企画部会
東京都世田谷区
参加:9名

Photo_12 両日、厳しい暑さの中、遊歩道の小川を横目に辿り着いたのが会場となった「徳の蔵」。長野から移築された蔵の雰囲気を直に感じながらの金継ぎ入門で、まずは講師の方の説明を聞き、器の破損状況を見極めます。初回はパテで器の欠けや割れ等をつくろい、2回目は新うるしを塗り、乾き具合を見ながらいよいよ金を蒔きます。ドキドキしながら集中する作業は、久々の体験でした。日常の器が、金継ぎという手法で生まれ変わり、器への想いも深まり、この「つくろう」を暮らし全般に生かしたいと思いました。(清水俊子)

東京 /ミニ骨董市&乗兼広人版画展

7月22日(日)~29日(日) 文化企画部会
東京都世田谷区
参加:50名

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乗兼広人さんの版画展と同時にミニ骨董市を開催しました。骨董市は初めての試みだったので、出品者、来場者共に多くはなかったのですが、出品された品物は精巧な筆致の小皿や金襴手の大皿、塗り椀やガラスの小皿に糸巻など、見て楽しく、値段に至っては破格なため、買われた方は大満足だったようです。
このような場が身近にあれば、古き良き物も死蔵されたり、捨てられることなく廻り回って活かされるのではないでしょうか。出品や運営に多くの人の協力が得られるなら、定期的に開催したいと思っています。(安井啓子)

2018年7月22日 (日)

福岡 /〈九州民家大学〉「日本の住まいの成り立ち」 朝鮮半島と中国北部の民家

7月21日(土)、22日(日)
福岡県久留米市
参加:47名

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九州民家大学が7月21日の講義を皮切りに開講しました。講師は安藤邦廣先生。受講生は47名。
 「森林の分布を見れば、その土地の気候風土・特性が分かる」ということで、第1回目は朝鮮・韓国の伝統的な民家について学びました。どのスライドの話も受講生の皆さんが真剣に聞き入っていたのが印象的でした。その土地で育まれた歴史や気候風土を紐解いて、世界各地の伝統的な民家を学ぶことは、日本の住まいの成り立ちを理解する上で大事なことだと思いました。(和田恵利子)

2018年7月21日 (土)

東京 /東中野の民家 現地見学会

7月21日(土) 民家再生推進委員会
東京都中野区
参加:27名

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西武新宿線から徒歩8分ほどの場所に建つ真壁作りの民家。戦災を免れた地域で周辺には歴史ある寺社や公園および古い建物も残されていて環境に恵まれた落ち着きのある街が広がっている。建物は天井が高く9尺ほどあり、間取りは6尺幅の広縁を持つ連続した和室を中心として茶室・マントルピースのある14畳の応接室等を配し、当時の施主の豊かな生活振りがうかがえます。見学者の中にはこの建物を以前より興味を持って知る地元の方も参加され、連日高温の続く異常気候の中でしたが建物内は風通しがよく、快適に趣ある建物の見学をさせていただきました。(佐藤英夫)

2018年7月16日 (月)

長野/〈民家の学校〉 民家に住まう

7月14日(土)~16日(月・祝)
長野県飯田市大平
参加:32名

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飯田と木曽の間にある、かつて峠の宿場町であった大平で、キリモミ式で火を起こし、竈での炊飯や囲炉裏での煮炊きと、今となっては貴重な民家での生活体験が行われました。
 受講生は家族として役割を果たすことで結束力が強くなり、営みを肌で感じました。また、民家の在り方や残し方を題にしたワークショップに取り組み、発表会でさまざまな意見や考え方に触れました。
 連日晴天に恵まれ、夜には満点の星空と、充実した合宿となりました。(原 猛哲)

2018年7月 1日 (日)

栃木 /古民家で能を学ぶ

7月1日(日)国際交流部会
栃木県那須郡那須町
参加:30名

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第一線で活躍されている観世流小鼓方の鳥山直也先生と金春流シテ方の中村昌弘先生の実演を、那須の古民家で鑑賞する機会に恵まれた。
 間近で見る大迫力の演技、振りつけの意味を初心者でも分かりやすくした解説、大河ドラマでの協力の様子、お面や小鼓の体験コーナー。普通の能楽堂では考えられないほど間近で見ることができ、心理的にも遠いと思っていた能が身近に感じられる贅沢な時間を過ごした。
 古民家の板敷を舞台、土間を観客席と見立てた空間も、よりいっそう能を親しみやすくした。(木村奈央)

東京 /〈民家の学校 オープンスクール〉 火おこし講座

7月1日(日)
東京都東久留米市
参加:16名

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古代発火法協会理事長の岩城正夫先生による火おこしの講義、実演のあと、いざ古代発火法技能検定!合計6名がチャレンジしました。めでたく1名がキリモミ式4級に合格となりました(4級=3分以内に炎ができれば合格)。
 終了後は民家の学校の野崎校長に、会場の「野崎邸」と柳窪集落を案内いただき、散策しながら帰路につきました。スタッフが野崎邸の朝採りのブルーベリーで作ったジャムをいただいたり、暑さ厳しい中、木々と笑顔に囲まれた夏の思い出となりました。(曽我映理子)

2018年6月30日 (土)

大阪・奈良 /〈日本建築研鑽会〉 大阪・奈良講座2018

6月30日(土)、7月1日(日)
大阪府・奈良県
参加:6名

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自宅が昭和2年築の古民家で、自身の住まいとして活用するのではなく、何とか残したいと考えています。
 今回、1.伝統建築の再生段階別に3軒拝見できる、2.再生後の活用についてお住まいの方のお話を伺える、ということで参加しました。ご一緒した5人の方々が建築の専門家で、私の問いにすぐお答えいただけました。3軒の設計・施工に関わった方のご案内も受けました。なんといってもオーナーの方々の建物に対する愛着と、生きかたを伺えたことが素晴らしく、刺激になりました。
 民家再生に尽力されている方々の存在は心強く感じました。(塚本益三)

2018年6月17日 (日)

福岡 /〈九州民家塾〉 みんなでやってみよう! 畳の手縫いワークショップ

6月17日(日)
福岡県宗像市
参加:30名

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ワークショップでは、畳職人の佐野畳店3代目店主佐野典久さんを講師にお招きし、普段は見ることのできない採寸、カット、表張り、縁付けの工程に実演を交えて、レクチャーしていただきました。一部、参加者も体験させていただき、針を通す作業などに「難しい!」という声が上がっていました。午後からは、畳職人の笠大祐さんから教わりながら、各自が思い思いに、オリジナルミニ畳を製作しました。自分でやってみることで、講師のお二方の何気ない動きも、美しく、丈夫に仕上げるために、理由があることに気づかされました。(松野尾仁美)

2018年5月19日 (土)

山梨/ 民家バンク登録 「大月の民家」現地見学会

5月19日(土) 民家再生推進委員会
山梨県大月市
参加:13名

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見学の民家は甲州街道から<離れた山間の集落にあります。引き取り手がいないと、解体して建て替える予定となっていますが、明日からでも入居できるほど手入れが行き届いています。開け放した縁側からはさわやかな風が吹きこみ、一同くつろいで、それぞれの話題に花が咲きました。見学会というより、民家の居住を体験する会のようでした。予定の時間を大幅に過ぎ、日本3奇橋の1つである猿橋を見学して解散しました。インターネットによる情報収集が進んでいるのでしょう、参加者の多くの方が会員外だったことが印象的です。(網野隆明)

2018年5月13日 (日)

山梨 /〈民家の学校〉 民家を活かす

5月12日(土)~13日(日)
山梨県甲州市
参加:36名

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 民家の学校、今期初の合宿講座です。
 初日は山梨県笛吹市上芦川、甲州市上条を訪問し、復原された古民家を中心に見学し、住民の方々のお話を聞きました。両集落で異なった形式の民家が建っていて、どのような要因で建物の形が決まるのかについて意見交換しました。
 2日目は古民家再生の実例を見学した後、雨天のため雨宮棟梁の下小屋で丸太を部材にする技を体験し、道具を使う心構えなどを聞きました。
 民家だけでなく周囲の環境や、さまざまな人の思いなどを考させられる講座でした。 ( 浅賀貴広)

2018年4月 8日 (日)

東京 /〈民家の学校〉 民家の原点

4月8日(日)
東京都豊島区 明日館
参加:47名

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「民家の学校」19期のテーマは「造るわざ、暮らすひと、紡ぐこと」。入学式もこのテーマに沿って進めました。
 はじめに、実際に古民家に暮らす野崎林太郎校長から、「暮らすひと」としてのお話がありました。仲間との関係を「紡ぐこと」として、自由学園明日館の教室を自由に歩きまわりながら受講生が自己紹介をしました。そして、「造るわざ」として、伝統工法の木組の模型づくりと、熊本地震で残った民家のしくみを学びました。はじめは緊張していた受講生もスタッフも、最後には笑顔がはじけていました。 (山本 梓)

2018年3月31日 (土)

栃木/足利市 民泊開業体験談&宿泊体験会

3月31日(土) 民家再生推進委員会
栃木県足利市
参加:2名

 住宅宿泊事業法の施行(6月15日)に合わせ、ゲストハウスの準備を進める「足利市/ Hasamaya」が、本格開業するまでにどんなことをしてきたのかを紹介するイベントです。体験談を聞いた参加者からは、「気に入った場所で空き家を購入し、別荘と民泊を兼ね建物を有効に活用していきたい。投資をしたい」また、「故郷の空き家を民泊にして田舎を楽しんでもらいたい」という声がありました。
 住宅宿泊事業法の目的である「住宅の所有者が空いた建物・空いた部屋を活かす」に向けて、所有者の責任ある行動が求められています。 (新井和勝)

2018年3月17日 (土)

鳥取 /〈日本建築研鑽会〉 築200 年石場建ての民家 再生現場見学会

3月16日(金)、17日(土)
鳥取県倉吉市 民家再生推進委員会
参加:4名

Photo_12 興味ある内容だったので関東から夜行バスで駆けつけました。施工現場では、大黒柱の柱脚の傷んだ部分を別の木材に交換して(根継ぎ)、末永く使える状態にしていました。継ぐ木材は元の柱と同じくらい時を経たものを選ぶという気の使いようです。石場建ての下地の作業(竹を格子状に鉄筋のように組み、竹・土を3層に積み、割栗石を置く)や、年輪が木目細かく詰まった天井板や足固め、三たたき和土など見ることができ、とても勉強になりました。また、現場は若い人が多く、とても活気があったことが印象的でした。 (古畑光明)

2018年3月10日 (土)

京都 /長谷川家住宅の 歴史と活用に触れる

3月10日㈯ 近畿地区運営委員
京都府京都市南区
参加:12名

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 築276年となる長谷川家住宅。農家住宅で、広い土間に太い梁、高い屋根天井と圧巻です。建築もさることながら、家に残された膨大な品々は絵画からはじまり、古地図、書物と興味深いものばかり。所有者ご夫婦は、京都市文化財マネージャーの方々の手助けを受けながら、建物の改修を行い2012年からは「歴史・文化・交流の家」として運営しているそうです。見学日には、私たち以外にも織物教室が開催されて賑やかでした。たくさんの方々に触れてもらえるようになって、物も人と同じように嬉しいだろうな、と感じました。 (崎間美紀)

2018年3月 3日 (土)

愛媛/ 宇和島の重伝建・卯之町の 町並みを歩く

3月3日㈯ 四国地区運営委員会
愛媛県西予市
参加:6名

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 宇和島藩の在郷町として栄えた卯之町まちの町歩きは、明治建築の「開明学校」で当時の小学校の授業の再現から始まりました。卯之町は幕末からのあらゆる時代の学校建築が現存している珍しい町とのことで、教育熱心な土地柄を感じさせます。町並みの家々は、近郊でとれる白漆喰の壁、商売の妨げにならないように内開きとした格子の蔀戸、欅の板材に凝った彫刻を施した軒先の持ち送りなど、この地域独特の建築様式を備えていました。とても興味深く、妻入と平入の民家が混在する町並みを楽しみました。 (公文大輔)

2018年2月18日 (日)

東京 /次大夫堀民家園見学会

2月18日㈰ 首都圏・北関東甲信越地区
東京都世田谷区
参加:15名

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 見学会当日は春がそこまできているような陽の光が明るい絶好の散歩日和でした。  次大夫堀ぼり民家園には、江戸から明治にかけての世田谷の典型的な農村風景が長閑な里として再現されています。
 周囲の田や畑では農作業の多様なワークショップが開かれています。この地域の農家のつくりは4本の太い柱を1列に並べて配置する形式が多いとのこと。囲炉裏で燃やす煙の臭いが庭の梅の香りと対比し て印象的でした。一番の人気は鍛冶屋の実演でした。小ぶりな民家園ですが充実した内容で、入園無料と相まって満足度が高い見学会でした。 (新居誠之)

2018年1月21日 (日)

千葉 /冬の古民家生活体験 —火のある暮らし—

1月21日㈰ 国際交流部会
千葉県長生郡長南町
参加:25名

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 千葉県長南町の築160年の古民家で、囲炉裏や竈、薪ストーブなど、薪の火を生活に取り入れた、冬の古民家生活を体験しました。昼食には、自家製味噌の具沢山味噌汁、レンコンを使ったおかずとともに、竈で炊いたご飯をいただきました。また、庭で焚き火をし、籾殻燻炭を作る様子を見学しました。
 火や水といった自然と対話する家と生活、高橋夫妻のまさに自然体な暮らしに触れられる大変よい時間でした。参加した5人の子どもたちも貴重な体験ができ大満足でした。 ( 斉藤晴久)