イベント報告

2016年1月30日 (土)

大阪 /船場の近代建築を 見る知る学ぶツアーと交流会

1月30日(土) 近畿地区
大阪歴史博物館および船場界隈
参加:24名

Photo_5 酒井一光学芸員の案内で、JMRA 九州・沖縄地区の方々も参加して、大阪・北浜界隈のレトロな建物を回る、まち歩きを行いました。大阪歴史博物館からスタートし、現在でも銀行や飲食店、店舗などに活用されている建物を巡りました。どの建物も外観はほぼ当時の姿のままで、内部は大きく手を入れずに雰囲気を残しながら活用されていました。また、オーナーから直接話を伺い、建物へのこだわりや愛着を感じることができました。最後に訪れた芝川ビルの地下の洒落た空間の中で懇親会を行い、1日を通じて、建物を見て味わうよい機会となりました。 (櫻井聡之)

2015年1月 1日 (木)

大阪/ 〈きんき民家塾〉 眠れるスギの真価を探る

9月6日㈯
大阪府東大阪市
参加:20名 

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 はじめに講師の杉岡世邦さん(JMRA会員)から、木挽棟梁という聞き慣れないお仕事を簡単に説明していただきました。その後、新聞の連載記事や東北の被災地での見聞から、木造の家は住人の心を和ませ、かつ縁台やテラスのある構造がそこに住む人を戸外に出やすくし、近所の交流を進めることを示されました。
 古民家に住む一人として、自分の実感と合わせてうなずける内容でした。
 後半ではクイズも交えて、スギ材に限らず日本の林業や材木全般について、わかりやすい説明をしていただきました。
(浅井 彪)

2014年12月 6日 (土)

大阪 /〈きんき民家塾〉 古民家の見方

2014年12月6日㈯
大阪府東大阪市
参加:19名 

Photo_3 櫻井敏雄先生の講演は、長年、文化財や歴史的建造物の研究や保存に関わってこられた経験から、国内外のさまざまな事例があげられ興味深い内容でした。特に、現場主義を自認される先生の、各現場での苦労話や得られた成果・考察は、既成の見方を変えるものが多くあり、新鮮でした。また、日本の文化行政の在り方にも言及され、まさに古代から現在・将来まで時空を超える内容でした。
 最後に13年間続いた「きんき民家塾」の終了が発表されました。 残念ですが長年にわたってさまざまな成果をあげてきたこの塾が、新たな形で引き継がれてゆくことを願っています。 (中野俊弘)


2013年12月 7日 (土)

大阪/ 〈きんき民家塾〉 伝統構法 継手・仕口について

2013年12月7日㈯
大阪府東大阪市 石切ヴィレッジ
参加:23名

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 講師は元奈良文化財研究所の鳴海祥博氏で、日本建築学会編の「構造用教材」を資料に、伝統建築の定義の変化や矛盾点について豊富な資料をもとに解説されました。今までの和風建築の構法が西洋から入ってきた工法と入り交じり、あいまいになっている現状を、きっちりと「和」と「洋」に分け定義づけする必要があると述べられました。

 「堂宮大工」の口伝「木組は木の癖組」は伝統構法の真髄をついていると思います。日本の伝統構法は世界文化遺産になってもいいと思います。終了後塾生に修了証を手渡し、無事今年の講座が修了しました。 (小原公輝)

2013年8月 3日 (土)

大阪/<きんき民家塾>建築塗装の歴史的展開

8月3日㈯
大阪府河内長野市(金剛寺)
参加:22名 

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 仏教伝来とともに建築を彩ってきた「塗装」の歴史的展開と多彩さについて講演がありました。
 建物内部の主要部は赤色顔料「丹に土つち」で、伽藍建築は「彩色」や「飾金具」で荘厳性を高めました。主な技法として、漆塗(膠)彩色・桐油塗・柿渋塗・チャン塗・唐木色付けがあります。最上級
の彩色は日光東照宮といわれています。
 講座後、解体修理中の金堂を特別に見学させていただき、奈良時代から、修理を続けながら今日に至った構造体を目にした塾生は皆感動していました。(小原公輝)

2013年7月 9日 (火)

大阪/<きんき民家塾>基礎講座「住まいの文化史」

6月1日(土)
大阪市中央区・綿業会館
参加:40名

 

Photo_17 麓和善先生は、近世日本文化史のなかで閉ざされた抹茶茶室と、あまり耳にしない煎茶茶室の違いを美しい画像を見ながら解説されました。煎茶茶室は中国から入り家具・住まい・庭づくりに、インドからは彫りもの文化の影響を受けたことを話されました。参加者は興味深い話に充実したひとときを過ごしたことでしょう。

 翌日、私は以前より相談を受けていた和風住宅を訪問しました。そのお家はまさに前日お聞きした話の内容そのものでした。なかでも家具は中国・インド風の立派なものが沢山あり、偶然とはいえびっくりしました。(小原公輝)

2013年7月 6日 (土)

大阪/<きんき民家塾>刃物研ぎの技、古民家の移築をセルフビルド

7月6日㈯
大阪府東大阪市(石切ヴィレッジ)
参加:26名 

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 刃物研ぎの技の講義では、和式と洋式の刃物の構造の違いと、刃物には形状が直線的(鉋・ノミ)と曲線的(包丁・鎌・ナイフ・ハサミ)なものがあり、刃先角は用途に応じて変えるといった内容のお話がありました。また研ぎ方と刃物の裏出しの仕方を見せていただきました。
 古民家の移築の話では、「大勢の方の応援、特に棟上げは経験を積んだ大工さんなしではできなかった」、「5年の歳月の末やっと住めるようになり、ホッと息をつけているところです」と話されました。(小原公輝)

2013年6月22日 (土)

大阪/民家再生・移築相談会及び左官実演・体験会

6月22日㈯、23日㈰ 近畿地区事務局
大阪府豊中市
参加:28組 

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 日本民家集落博物館にて民家再生相談会を行いました。室内ではこれまでの民家再生事例を写真で展示し、屋外では左官体験会、そして我社で月に1回練習をしているウクレレの演奏会も行いました。
 梅雨時で一時的に雨も降りましたが、概ね天候にも恵まれ、左官体験会では、順番をお待ちいただくほど多くの方に参加いただきました。お子様と女性の参加が多く、相談の数は多くありませんでしたが、楽しく賑やかなイベントとなりました。 (備後卓矢)

2012年10月 6日 (土)

大 阪/ 〈きんき民家塾〉 民家まちなみ見学

10月6日㈯
大阪府東大阪市
参加:20名
 
Photo_2   東大阪・石切の山麓の池には、本来は暖地の海岸近くに生えている残存生物ヒトモトススキ(カヤツリ草の一種)が生えています。それらを観察してから大龍寺に行きました。黄檗宗の寺院で黄檗伽藍がよく残っている貴重な遺構です。この近くに数多く残る古民家のひとつに旧河澄家があります(南北朝時代に遡る有形民俗文化財)。次に見学した日くさ下か 貝塚は、縄文後期の墓が多数出土しています。出土した貝はセタシジミが大半で、縄文時代にはこの地が、淡水化した河内潟であった証しです。皆、縄文時代にタイムスリップした気持ちで帰りました。 (小原公輝)

2012年9月 1日 (土)

大 阪/ 〈きんき民家塾〉 庭と石垣

9月1日㈯
大阪府東大阪市・石切ヴィレッジ
参加:22名
 
P1010004  石垣の役割は大別すると、「境界」と「造成」です。「境界」としては、城郭の石垣、石垣塀、護岸、土手等があります。「造成」では、石垣畦(田圃に必要な平地をつくるためのもの)、屋敷石垣、基壇、腰石積等があります。
 石切ヴィレッジの庭は、前庭(露地風)、広間の庭、石垣階段の庭、生活の庭、主庭、通り庭、中庭風、果樹の庭があります。石切ヴィレッジの石は、2億年前のものといわれています。
 人間より寿命の長い石や、樹木を相手にするので大らかな気持ちで作ることが大切と、講師の中村彩さんが話されました。 (小原公輝)