イベント報告

2015年1月 1日 (木)

京都/ 〈きんき民家塾〉 作陶体験とお茶づくり

10月4日㈯
京都府宇治市
参加:14名 

Photo_4

 宇治市は京都府の南部に位置し、平安貴族の別業(別荘)の地として古くから栄え、世界遺産となっている平等院等の文化財や宇治茶等の特産品があり、「宇治茶と源氏物語のまち」といわれています。
 今回は「暮らし」をテーマとして日常的に使う器や日本茶の世界を体験しようと計画され、まず当主が15代となる小堀遠州ゆかりの「朝日焼」の窯元で作陶体験。技術者の説明を聞いた後、思い思いに陶器づくりの作業に没頭しました。
でき上がりが楽しみです。続いて老舗の「福寿園」で「ほうじ茶」と「抹茶」に分かれてお茶づくりの体験、そして自作のお茶を楽しくいただき、伝統文化に触れる貴重な一日となりました。
(堀 忠昭)

2014年1月26日 (日)

京都 / 民家活用の先輩に学ぶ京都イベント

1月25日㈯〜26日㈰ 民家活用部会
京都府上京区、東山区、左京区ほか
参加:21名

1_3

 今回は、小川治兵衛作の庭園に釣られて参加しました。無 鄰菴(むりんあん)は、水の流れを巧みに配した小川が印象的でした。流響院(りゅうきょういん)では、職人の技を凝らした数寄屋造りの建物と贅を尽くした庭園に圧倒されました。山中油店の町家を改修したゲストハウスは、落ち着いた雰囲気が気に入りまた。旅館「吉水(よしみず)」でのオーナー中川誼美 さんのお話と懇親会は楽しかったです。とても充実したイベントで参加してよかったです。(松枝正幸)

2013年11月16日 (土)

京都 / 〈きんき民家塾〉 銘木について

11月16日㈯
京都市中京区・千本銘木商会
参加:22名

036

銘木屋に入ると、さすがと思わせる床柱丸太が数多くあり、天然絞り、人工絞りの説明を受け、またその価格の違いにびっくりしました。目を奪われたのは神代杉です。色、模様は貫禄があり宝物のようでした。第2会場の酢屋は千本銘木商会の発祥の地であり、創作木工芸のギャラリーになっています。ここは坂本龍馬、海援隊の集会所でした。11月15日は龍馬の命日であり誕生日でしたので龍馬展が催されており、大勢のファンが訪れていました。興味の尽きない一日の最後に振る舞い酒をいただき帰路につきました。(小原公輝)

2012年4月 3日 (火)

京都・奈良/ 〈日本建築研鑽会〉 北山杉と吉野杉

9月25日㈰〜26日㈪
京都市北区・奈良県吉野郡
参加:16名
 
P1120949

「京都の数寄屋建築は、若木と大径木がそれぞれの良さを生かし一つの部屋を造ります」。今回は数寄屋建築にはかかせない「杉」の林産地を巡りました。樹齢40年ほどの若木の京都北山杉は中儀銘木店の中川さんに、樹齢120 ~ 300年の大径木の奈良吉野杉は、福本林業の福本さんに案内していただきました。昭和天皇も訪れた北山杉の森、末落ちなく見事に真っ直ぐに育てられた杉達に感動!ホントにでっかい吉野杉の森。私達の手に届くまでに、大変丹精込められさまざまな時代を乗り越えてきたこと、もっと森を守り育てることが大きな課題だなぁと思いました。 (信井接子)

2011年2月17日 (木)

京都府/日本建築研鑽会 京都講座 伝統町家と数奇屋

 今年度、第四回目となる連続講座「日本建築研鑽会 各地の作法に学ぶ」が、11月14日(日)、15日(月)に京都市の下京区・中京区・上京区にて開催されました。

Zentai_1  Zentai_2

 1日目は、京都市内にある築約100年の2軒の町家建築を見学。
 表屋造り(職住一体の住まい)と大塀造り(職住分離の住まい)の違いを観て、
実際に生活されているご当主のお話をうかがいました。

 Matiya

 2日目は、午前中に建築家の妻木靖延氏より、数寄屋とは何か?
 その考え方と歴史的背景についての講義を受けた後、京都市内にある
重要文化財の茶席(通常は非公開)を特別に拝観させて頂きました。

 Sukiya 

2011年1月17日 (月)

京都/〈きんき民家塾〉錺(かざり)工芸の歴史と技術の講義

2010年11月7日(日)
京都市下京区
参加:24名

4_2   現在、伊勢神宮遷宮事業で錺金具製作を手掛けておられる森本錺金具製作所を訪ね、技の由来、製作工程、多様な技法などについて講義を受けました。展示室で見せていただた、最高の鍍金を用いた桂離宮の襖の引手は、言葉もないほど優雅で美しく職人の道具の多さにも圧倒され、そして時間の経つのを忘れ、皆で錺金具を見続けていました。
 日本の伝統技術が、いかに奥深く素晴らしいものかを実感することができました。

3

2010年9月16日 (木)

京都/藤井厚二の「聴竹居」見学と大山崎界隈スケッチ散策

会場=京都府乙訓郡大山崎町
期日=2010年6月13日(日)

Photo_6当日は、梅雨入りしたばか雨の一日でした。JR山崎駅に集合しました。
今回のイベントは、天王山山腹青空に映えるむくりの家の「大山崎山荘美術館」と建築家藤井厚二の自宅であった「聴竹居(ちょうちくきょ) 」を訪問しました。これらの建物は、どちらもその背景にある自然を大事にしていました。
「聴竹居」は、「なんて健康的!」の一言です。裏山の地下から風の通り道を作り、風が室内の空気を浄化し、天井から抜けていくように考えられていたからです。
また、藤井厚二は、環境が人に与える影響についてシビアな考えを持っている人だったと思います。室内を循環する空気にも、読書の際に差し込む光にも敏感であり、開放と遮断の仕掛けが数々ありました。彼は自分の感覚に忠実で、独自の理論を組み立てる、ま
さに建築家というべき人だと思いました。
私にとって京都は遠い遠足でしたが、満足できました。実物を見て圧倒されたり、設計者の考え方に共感して尊敬の気持ちが膨らんだりと、期待以上のものがありました。
参加者のみなさんとは、多少、年齢の差はあったけれど、みなさんの輝く目は少年のようで、
打ち解けた気分で帰路に着くことが出来ました。
(長野県 小松希江)

2010年3月 6日 (土)

京都「民家ツーリズム・オープン民家in京都綾部」

7会場 =京都府綾部市
期日=2009年11月22日(土)・23日(日)

Photo_7

 民家に宿泊体験する「民家ツーリズム」と地域の古民家を利活用した住居や店舗を見て歩いたりする「オープン民家」に参加するため、主人と私は紅葉の中を茅葺き民家のお宿「綾部吉水」に向かってひた走りました。「通り過ぎた? それとも道を間違えた?」と一抹の不安に駆られながら奥へ奥へと進むと、ありました! 自然の懐に抱かれた茅葺き屋根の宿。フカフカの落ち葉の庭を横切って静かな佇まいの玄関を入ると、大きな囲炉裏が私たちを迎えてくれました。
 参加者が自己紹介をした後、綾部在住のカナダ人陶芸家トレーシー・グラスさんを訪ねました。レンガ造りの工房兼自宅には、独創的で渋い色合いのさまざまな器が並んでいました。カナダ風の建物の奥には陶芸に使う土を保管したり、釉(ゆうやく) 薬を調合するための工房と大きな窯がありました。煙突のあるレンガの建物がどのように里山に溶け込んでいるか見たかったのですが、すでに辺りは真っ暗でした。
 宿の夕飯は、囲炉裏を囲んで地鶏の豆乳鍋をいただきました。肩を寄せ合いパチパチはぜる火を見ながら食べ語らう囲炉裏端は、ほんとうにすぐれた交流の場です。
 
Photo_11 Photo_12 Photo_13

Photo_14翌朝は快晴。オープン民家の最初は、週末を過ごされるというご夫婦が再生した古民家です。茅葺きの民家と洋風な庭園が意外に合います。室内は、昔懐かしい趣きを残しながら同時にとてもお洒落でした。
次は、セルフ・ビルドで再生中の民家でした。建て主は大阪から綾部に通いながらの挑戦です。完成の頃に再訪して苦労話、楽しい話などをお聞きしてみたいものです。その方の想いがどのような形になっているか、とても楽しみです。
大阪から綾部に移り住み、定年後の自由を満喫されている方のお宅では、お手製の露天風呂や空中ブランコなどなど、遊び心にあふれた暮らしぶりが楽しかったです。  
 最後は、古民家に暮らしながら地元の仲間と手造りした石窯でパ ンを焼いたり菜園での野菜づくりを楽しむ方のお宅です。主屋の縁側には陽がサンサンと射していました。眼下に里の風景が広がり、膝に猫でもいたら一日この縁側で
飽きることはないでしょう。
 実は、私も最近奈良県宇陀市に古民家を手に入れました。今回のイベントに参加し、たくさんのヒントをいただきました。それを活かしながら自分たちのリフォームにボチボチととりかかろうと思ています。

(奈良県・友の会会員 植田由貴江)