イベント報告

2016年2月19日 (金)

東京/「民家再生の技術」 民家の温熱環境

2月19日(金)民家再生技術部会
東京都中央区
参加:47名

Photo_3 網野隆明さん(アルケドアティス代表・JMRA会員)が、これまで手がけた民家事例をもとに講演を行った。以下の話が印象に残った。①太陽光エネルギーを利用するのに機械設備を用いないパッシブソーラーハウスには、土間の蓄熱を利用するほか、薪ストーブの輻射熱を活用するが、それも万能ではない。住まい方も含めて感覚の個人差が大きい。②漆喰や木など熱容量が大きく、しかも調湿性の高い自然素材を使っている。伝統的な民家で培ってきた通風や採光などの自然の仕組みをいかした家づくりをしていきたい。民家再生にたずさわる意義もそこにある。 (渡邉 仁)

2015年12月12日 (土)

東京 /研ぎ方教室

2015年12月12日(土) 民家再生技術部会
東京都目黒区
参加:15名

Photo_8  刃物は「ものづくり」に欠かせないもので、また日常的に使用している身近な道具です。この刃物の正しい研ぎ方を学ぶ、「研ぎ方教室」が開催されました。講師は銀座の木屋で、研ぎ師として活躍されていた吉野さんです。
 まず錆び落としを伝授いただき、参加者は見違えった包丁を見て、研ぐ前から満足しています。そして全員が研ぎに重要な「刃のかえり」を指で確認できるまで、丁寧に指導していただきました。
 参加者がよりいっそう刃物に使う喜びと楽しさを感じ、この技が日常に生かされればと思いました。 (木村 慶)

2015年10月 2日 (金)

東京/「民家再生の技術」民家の木材 劣化診断と対策

2015年10月2日㈮ 民家再生技術部会
東京都中央区
参加:45名

 

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虫や菌による木材の劣化を確認する方法と予防する方法について、多くの事例写真を交えて京都大学藤井義久先生に講義をしていただきました。
仕事で古材を扱っているため、実際に同じような現象を見ることが多く、思い当たる部分と写真が合致するため、説明がよく分かり、有意義な時間を堪能することができました。
木材にとって水に濡れないこと、濡れてもすぐ乾くことがなぜ必要なのかについて、あらためて理解できました。一般の方から質問を受けたときに自信をもって説明したいと思います。(小林泰三)

2015年9月11日 (金)

東京/「民家再生の技術」民家の“安心”耐震補強

2015年9月11日㈮ 民家再生技術部会
東京都中央区
参加:26名 

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 『ヤマベの木構造』著者として、また数々の古建築の構造補強の設計者として有名な、山辺構造設計事務所の山辺豊彦先生をお招きして、民家再生の耐震補強についてうかがいました。首都直下型地震の切迫性のお話から始まり、耐震補強における注意すべきポイント、そして伝統工法の解析には最も適しているとされる限界耐力計算を用いた、今まさにNHK 大河ドラマの舞台となっている群馬県令邸前橋臨江閣の耐震補強の実際についてお話しいただきました。
 この講座を聞いた翌日未明に実際に首都直下型地震があり(震度3)、耐震補強の切実さを実感したのでした。( 相子芳也)

2015年7月17日 (金)

東京/ 「民家再生の技術」 ~今ある民家を壊さないために~

7月17日㈮ 民家再生技術部会
東京都中央区
参加:31名

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 日本曳家協会の理事長であり恩田組会長の恩田忠彌先生(JMRA会員)を講師にお迎えし、曳家の技術と歴史を教えていただきました。多くの民家を残したいと願う私たちJMRA会員にとって、建物保存のために曳家という技術を知ることは、大きな力となりました。私も幼い頃には近所で建物を移動しているのを見たことがありますが最近では話に聞く程度になっています。講座では基本的な曳家の技術のほか、劣化や災害により修復を必要とする建物を上げたり・下げたり・曳いたりの事例が紹介されました。なかでも神社の鳥居まで引っ越したとの話には驚きでした。 (佐藤英夫)