イベント報告

2017年6月24日 (土)

東京/限界耐力構造計算講座

6月17日(土)、24日(土) 民家再生技術部会
東京都新宿区
参加:30名

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伝統工法を用いた古民家の構造計算法として最も適していると言われる限界耐力計算について、伝統工法の耐震補強に使われる仕口ダンパーのメーカー「アンデン東京」の水津氏を講師に迎えて、1回目に計算法の解説、2回目は計算ソフトの入力方法についてお話しいただきました。
構造設計者でも難しいとされる限界耐力計算の実際ということで、高度な専門的内容ではありましたが、民家再生の設計をする上では有意義な講座でした。
終了後の懇親会、水津氏によるなめくじの話題で盛り上がった話は、またの機会に。(相子芳也)

2017年6月10日 (土)

東京/民家再生現場見学̶連続講座

6月10日(土)民家再生技術部会
東京都葛飾区
参加:25名

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昭和3年に建てられた米保存と農機具の納屋を兼ねた木造2階建ての蔵を、住居として改修された現場を見学させてもらった。2階寝室の両側に吹き抜けを作るなど空間構成も面白く、風通し抜群で心地良い。見学会では、依頼主が想いや工夫を語られた。暖炉の吸気口を床下に取ったり、配管を竹でカバーし たりと自ら伝統的な建物にふさわしいアイデアを出されたそうだ。細かい要望に応えた設計者の度重なる見直しや検討、施工者の古材調達から伝統的な構法での納め方。まさに三者が志を一緒に取り組んだ成功例であった。
(柿本美樹枝)

2016年12月11日 (日)

埼玉 /民家再生現場見学

12月11日(日) 民家再生技術部会
埼玉県蓮田市
参加:9名

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明治19年に建てられた民家の再生工事がついに完成し、見学会が行われました。瓦屋根の風情ある門をくぐると、目の前に土蔵と真新しい下見板張りの主屋が現れます。幾度かの増改築がなされている主屋は、今回の工事では単に快適性を追求するのではなく、先祖から続く歴史を極力残し活用することにこ だわっています。限界耐力計算による伝統構法の軸組の保全、階段や竿縁天井、欄間や丸太梁など、丁寧に大切に再生されていました。
帰り道、裏通りへと回り、畑越しに「民家」を望むと100年以上前から変わらぬ風景がそこにありました。 (田中寛人)

2016年12月 1日 (木)

千葉 /民家再生現場見学会

12月1日(木)民家再生技術部会
千葉県千葉市緑区
参加:18名

Photo_9 築143年、50坪の大屋根構造の民家再生現場で、ほぼ完成見学会でした。同敷地には現在でも長屋門が建つ上層農家です。設計は西本建築事務所・施工は保川建設(ともにJMRA会員)で、主に設計者からの説明がありました。本体は曳家をしたうえで地盤の柱状改良をし、べた基礎を打ち、躯体を戻すという理 想的な民家再生でした。間仕切位置を変え、床書院を移設するなど、随所に高い技術力を感じさせる仕上げになっていました。鉄板瓦カバーの茅葺屋根は撤去して和小屋組を残して和瓦2段葺き、外壁は漆喰塗で雨がかりは下見板張りとコントラストの美しい建物となっていました。 (上田 穣)

2016年8月 6日 (土)

埼玉 /連続講座 民家再生現場見学会2

8月6日(土)民家再生技術部会
埼玉県蓮田市
参加:18名

Photo_11 築130年の木造2階建て民家の現地再生現場を見学。木工事中で床下や屋根裏の骨組みも見ることができました。使用可能な土壁・小壁をなるべく活かし、筋交や金物によらず貫・仕口ダンパーなどにより耐震補強をすること、基礎工事や地盤改良を行わず現況の石場建て基礎とし床下に防湿コンクリートを打つことなど、設計の西本成志さん(JMRA会員)から再生の特徴について説明がありました。その後、希望者のみ近所の江戸末期に建てられた民家を利用した、古民家カフェ「紡ぎの家 大島」の見学と茶会を行いました。 ( 佐久間豊)

2016年6月16日 (木)

千葉 /連続講座 民家再生現場見学会

6月16日(木)民家再生技術部会
千葉県千葉市
参加:20名

Photo_6 千葉県で行われた、技術部会主催の連続講座に参加しました。西本成志さん(JMRA会員)設計、保川建設(JMRA 登録事業者)施工の民家再生物件は、敷地に立派な長屋門を持ち、その広さを活かして曵家を行い、基礎を再生していました。前半は西本さん作成の丁寧な資料と映像で、概要や再生方法を説明いただき、後半は構造体の見学をしました。
 実践編ということで、参加者の質問も専門的なことが多く、学ぶことの多い講座でした。今年度はこのような講座が3回あるそうで、都合をつけてまた参加したいと思います。 ( 滝川良子)

2016年5月22日 (日)

山梨 /甲州市近代化産業遺産 宮光園見学会

5月22日(日)民家再生技術部会
山梨県甲州市
参加:8名

Photo_11 宮光園は、山梨の葡萄酒産業発展に貢献した産業遺産として、敷地内から発見された明治時代の映像資料とともに見学できる大変貴重な施設でした。保存修復に携わった網野さん(JMRA会員)から説明していただき、1階和風、2階洋風という不思議な主屋の構想に行き着いた当時の主の、観光農園産業への熱意も想像できました。主屋には、さらに不思議な空間があり、これも必見ですが、直接ご覧になることをお勧めします!? ワイン醸造の石蔵も最近再生され、涼風吹き渡る広大な敷地は、今後も再生が続くそうです。( 秋山小百合)

2016年2月19日 (金)

東京/「民家再生の技術」 民家の温熱環境

2月19日(金)民家再生技術部会
東京都中央区
参加:47名

Photo_3 網野隆明さん(アルケドアティス代表・JMRA会員)が、これまで手がけた民家事例をもとに講演を行った。以下の話が印象に残った。①太陽光エネルギーを利用するのに機械設備を用いないパッシブソーラーハウスには、土間の蓄熱を利用するほか、薪ストーブの輻射熱を活用するが、それも万能ではない。住まい方も含めて感覚の個人差が大きい。②漆喰や木など熱容量が大きく、しかも調湿性の高い自然素材を使っている。伝統的な民家で培ってきた通風や採光などの自然の仕組みをいかした家づくりをしていきたい。民家再生にたずさわる意義もそこにある。 (渡邉 仁)

2015年12月12日 (土)

東京 /研ぎ方教室

2015年12月12日(土) 民家再生技術部会
東京都目黒区
参加:15名

Photo_8  刃物は「ものづくり」に欠かせないもので、また日常的に使用している身近な道具です。この刃物の正しい研ぎ方を学ぶ、「研ぎ方教室」が開催されました。講師は銀座の木屋で、研ぎ師として活躍されていた吉野さんです。
 まず錆び落としを伝授いただき、参加者は見違えった包丁を見て、研ぐ前から満足しています。そして全員が研ぎに重要な「刃のかえり」を指で確認できるまで、丁寧に指導していただきました。
 参加者がよりいっそう刃物に使う喜びと楽しさを感じ、この技が日常に生かされればと思いました。 (木村 慶)

2015年10月 2日 (金)

東京/「民家再生の技術」民家の木材 劣化診断と対策

2015年10月2日㈮ 民家再生技術部会
東京都中央区
参加:45名

 

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虫や菌による木材の劣化を確認する方法と予防する方法について、多くの事例写真を交えて京都大学藤井義久先生に講義をしていただきました。
仕事で古材を扱っているため、実際に同じような現象を見ることが多く、思い当たる部分と写真が合致するため、説明がよく分かり、有意義な時間を堪能することができました。
木材にとって水に濡れないこと、濡れてもすぐ乾くことがなぜ必要なのかについて、あらためて理解できました。一般の方から質問を受けたときに自信をもって説明したいと思います。(小林泰三)