イベント報告

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2014年5月

2014年5月31日 (土)

東京/ 伝統工法の家 構造見学会

5月31日㈯ 民家再生推進委員会
東京都あきる野市
参加:14名

 

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 伝統工法を駆使した新築住宅の軸組を見学させていただきました。古の技術と歴史にとらわれない新しい感性が組み合わさっており、古建築に精通した山田哲矢さん(JMRA 登録事業者)と腕の確かな宮大工さんのタッグでしかできない住居でした。壁の強度は貫で持たせ、山田さんのオリジナル工法である「扇登梁」が住居中央の内陣にそびえる四天柱に掛かることにより、金物補強がなくとも建物全体がしっかり固められています。また、自然換気設備を兼ねたトップライトとなる塔が建ち、外観のシルエットが大変印象的でした。 (赤秀莉菜)

2014年5月18日 (日)

福岡 / 〈九州民家塾〉 黒田官兵衛でにぎわう博多を ガイドと一緒にまちあるき

5月18日㈰
福岡市博多区
参加:21名

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 初夏のまぶしい日差しのもと、九州の商業都市である博多のまちなかをガイドさんとともに歩きました。
 街の喧騒の中に静かにたたずむ、由緒あるお寺や神社など、凛とした雰囲気を味わい巡る旅。とりわけ、時の人黒田官兵衛などが祀られている、崇福寺境内の墓所に立ち並ぶ12基の大きな石塔は圧巻でした。
博多を愛するガイドさんとの雑談にも花が咲き、歴史の面白さを学び、また学ぶ必要性を改めて感じる一日となりました。 (古川智美)

秋田/ 内蔵の街・増田町& 茅葺きと山菜の里・羽後町を 訪ねる

5月17日㈯〜18日㈰
民家まちづくり部会、秋田民家の会
秋田県横手市増田町、雄勝郡羽後町
参加:16名

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 内蔵の伝建地区である横手市増田町と西馬音内盆踊りで有名な羽後町を訪れました。
 増田町では、明治から昭和初期の商人たちが築いた家並みを見学、内蔵の架構は独特で増田地域の貴重な観光資源になっていると感じました。羽後町では、茅葺きの重文・鈴木家住宅、旧長谷山邸を見学。広い土間で鑑賞した盆踊りの実演はとても幻想的でした。「かやぶき山荘・格山」で、囲炉裏を囲み、山菜料理、手打ちそばをいただきました。日陰の残雪と秋田の茅葺き民家に心身癒されたひとときでした。( 渡辺善明)

2014年5月17日 (土)

秋田/内蔵の街・増田町&茅葺きと山菜の里・羽後町を訪ねる

5月17日(土)~18日(日)
民家まちづくり部会、秋田民家の会 秋田県横手市増田町、雄勝郡羽後町田代地区
参加:16名

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初日、まずは「内蔵」のある横手市増田町の伝建地区へ。内蔵とは、雪国に多く見られ、鞘となる上屋で覆ったもので、建ち並ぶ町家の主屋に接して建てられている。太い柱や梁には秋田杉や栗がふんだんに使われ、その多くは漆塗りだ。公開されている15棟のうちの3棟を見学したが、その豪華さに圧倒された。かつての地域経済の繁栄が偲ばれる。

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その後、県南の羽後町田代地区へ。町内には今も43棟の茅葺き民家が残り、保存運動が進められているという。泊まりはその保存運動を担うJMRA会員阿部久夫さんが営む民宿「茅ぶき山荘・格山」。夕食前のひと時、隣の大型民家の土間で西馬音内盆踊り(重要無形民俗文化財)の実演を見せていただく。思いがけず伝統芸能に触れることができた。囲炉裏を囲んでの旬の山菜と地酒の懇親交流会は、民家保存や村おこしの薬草栽培などの話題で深夜に及んだ。

翌朝は野菜の苗や山菜が並ぶ朝市、重文の茅葺き民家を訪ね、昼は民宿に戻ってそば会に参加。最後は、オプションで湯沢市にある造り酒屋「両関」の空き酒蔵を訪ねる。2階建て延べ床面積366坪と巨大だが、近々の解体を予定しているという。何か活用方法はないものか、JMRAとしても検討の必要があると思った。

2014年5月11日 (日)

山梨/ 〈民家の学校〉民家を生かす ~技術の原点と活用のヒント

5月10日㈯〜11日㈰
山梨県甲州市塩山近郊
参加:41名

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 今回は「民家を生かす」として、甲州民家が多く残る塩山で講座が開かれました。
日本古来の手道具・手作業にこだわって、持続可能な家づくりを実践している雨宮棟梁の講座では、家を造る以前の生命と向き合うことの大切さを学び、大工道具の実演で驚いたのは石斧と鉄斧の木を叩く音の違いでした。石斧の奏でる優しい音が印象的でした
。  その後現地再生、移築再生の民家見学。そして上条集落では甲州民家の町並みを散策しました。ゆったりとした時間の中で初めての宿泊講座を無事に終えることができました。 (櫻井聡之)

2014年5月10日 (土)

神奈川 / 本牧間ま門かどの家 「手回し蓄音機で聞く SP レコード鑑賞会」

5月10日㈯
民家活用部会、民家トラスト部会
神奈川県横浜市中区 参加:18名 

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 1935 年当時の姿をとどめた澁谷邸(間門の家)の広間で庭からの草木の香りや風を感じながら、ハワイアンや野球中継などの多彩な音源に耳を傾けました。SPレコードも蓄音機そのものも状態がよく、蓄音機から流れる少しとぼけた音は柔らかく、初めて聴いた方は意外に大きな音で驚かれたようです。今後、澁谷邸の活用を検討している豆松カフェのお茶菓子は皆さん完食。大沢匠氏(JMRA 正会員)によるレクチャーも「家を見れば住む人の人柄が判る」といったところ。短い時間でしたが、とても心地好いひと時を過ごしました。 (秋山明子)