イベント報告

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2012年4月12日 (木)

高知/土佐漆喰と重伝建・吉良川の町並みを訪ねる

3月3日(土)~4日(日)
高知県高知市、室戸市吉良川町
参加:12名

1_edited_3今回のツアーでは、高知県の東部、土佐湾沿いを車で巡りました。この地域の市町村が「土佐の町家雛まつり」を共同開催しているのに合わせて、水切り瓦(雨除け庇)のある土佐漆喰の町家・蔵を見学しようという企画です。
初日は、まず高知市内の料亭・得月楼にて四国地区会員集会を開き、次期理事候補に菅徹夫さんを推薦。その後、ツアーに出発しました。
最初は、漆喰の原料の石灰を製造する田中石灰工業(南国市)の工場見学です。独特の徳利型土中竈で石灰石を焼いて生石灰を製造、これを水和反応により消石灰に。これに稲わらを腐食させたスサを加えたものが土佐漆喰です。高品質の石灰を作る伝統的な工法に参加者一同感銘を受けました。
続いて、重文・安岡家住宅(香南市)を訪問。江戸時代後期の土佐の郷士住宅を代表するものとのこと。修復工事中でしたが、93歳という女主人が迎えてくれました。広い敷地内には畑もあり、蕗の薹が春の到来を告げていました。
桂浜を散策した後、懇親会は高知市内の浪漫亭。大盛りの皿鉢料理と土佐の銘酒で大いに盛り上がりました。

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2日目は本命の町歩きです。車で2時間、一路室戸市吉良川町へ。雛まつりで賑わうなか、地元町並み保存会会長の青木さんの案内で重伝建地区の町並みを歩きました。土佐漆喰の壁面に水切り瓦の列が層をなす町家や蔵が軒を連ねています。土佐漆喰の特徴は厚塗りが可能なこと、雨に強く長持ちすること。水切り瓦は台風常襲地の風雨対策ですが、実用にとどまらず軒先に鏝職人の技が施され、美しい景観を形成しています。また、高台の地区には、風雨に強い「いしぐろ」と呼ばれる石垣が連なり、これも独特の景観です。見学後は、地元の婦人たちが共同で運営する「べっぴんさんの家」で昼食。まちづくり活動の盛り上がりを実感しました。 その後、奈半利町、田野町、安田町の雛まつりを巡り、最後は安芸市の土居廓中へ。ここは江戸初期にできた武家の集落で、整然とした通路が残り、美しいウバメガシと土用竹の生垣が印象的でした。今年中に重伝建に選定される運びとのことです。 2日間にわたる盛りだくさんの企画に大満足でした。