イベント報告

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2011年3月

2011年3月11日 (金)

静岡/鏝絵の長八となまこ壁の町・伊豆松崎を訪ねる

2011年3月5日(土)~6日(日) JR三島駅から急行バスで2時間あまり、参加者16名は西伊豆南端の松崎町に入りました。 松崎町は、漆喰鏝絵の名工「伊豆の長八」の生まれ故郷であり、一方、なまこ壁の町並みでも知られています。長八は江戸から明治にかけて活躍しましたが、東京にあった作品の多くは関東大震災で失われ、今は伊豆に残るものがその偉業を伝えています。

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初日は、長八の作品をたっぷり鑑賞しました。まず、長八が少年期を過ごした浄感寺では妖艶な飛天(天女)や龍の天井画に魅入り、長八美術館(設計・石山修武)では漆喰鏝絵約50点の細密・華麗な技法に驚嘆し、岩科学校(明治の擬洋風建築)では百数十羽の鶴が舞う漆喰壁に感銘を受けました。フレスコ画を凌駕する鏝絵漆喰の世界を認識した一日でした。 宿泊は長八の間(座敷蔵)がある山光荘。蔵の扉には青龍・白虎・朱雀・玄武の四神が描かれていました。

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2日目は、地元の左官で「松崎蔵つくろう会」の関賢助さんになまこ壁の町家や蔵を案内していただき、まちづくりについてうかがいました。左官技術保存のためにワークショップなどを実施してきているとのこと。


午後は、オプショナルツアーで下田市へ。伊豆石の石蔵の保存活動を進めている活動家・英みどりさんの案内で街を歩きました。縞模様のある伊豆石を積み上げた風情のある石蔵、なまこ壁の商家など数多く残っていて魅力ある街でした。保存活動の成果に期待し、再訪を願いつつ、帰路に着きました。

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