イベント報告

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2011年1月

2011年1月17日 (月)

京都/〈きんき民家塾〉錺(かざり)工芸の歴史と技術の講義

2010年11月7日(日)
京都市下京区
参加:24名

4_2   現在、伊勢神宮遷宮事業で錺金具製作を手掛けておられる森本錺金具製作所を訪ね、技の由来、製作工程、多様な技法などについて講義を受けました。展示室で見せていただた、最高の鍍金を用いた桂離宮の襖の引手は、言葉もないほど優雅で美しく職人の道具の多さにも圧倒され、そして時間の経つのを忘れ、皆で錺金具を見続けていました。
 日本の伝統技術が、いかに奥深く素晴らしいものかを実感することができました。

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千葉/「房総のむら」で日本古来の生活と民家を学ぼう

2010年11月28日.
千葉県印旛郡 房総のむら
参加:26名

 木々も色づく秋晴れの休日。会員以外の方も含め民家好きの面々が集まりました。学芸員から「房総のむら」の成り立ちを説明いただき、ガイドツアーに出発。広大な敷地に点在する上総、下総、安房の代表的な茅葺き農家をハイキング気分で巡りました。マクロには田畑や里山、そして見事な民家の中では生活用具がミクロに再現され、学芸員の解説で楽しんだ2時間。その後は自由見学で、武家屋敷や併設の風土記の丘の古墳群へ向かいました。

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(民家活用部会)

長野/茅刈り体験・茅を利用した畑作り見学

2010年11月6日.
長野県北安曇郡小谷村栂池高原スキー場
参加:10名おたり

Photo_2  長野県北安曇野郡小谷村では、毎年晩秋に茅刈りが行われます。当日は、澄んだ青空のもと、地元の茅葺き職人松澤朋典さんに昔ながらの方0法を教わり、茅刈りを体験しました。
このイベントで刈られた茅は、茅葺き民家復活のために使われます。
 その後、小谷村で肥料に茅を利用した有機野菜づくりに取り組んでいるJMRA会員河辺寛之さんの畑を見学し、茅のもつ可能性について新たな発見をしました。 (信州民家の会)

2011年1月 6日 (木)

岐阜/春日村の古い町並みと「高橋家」を見学するイベント

会場=岐阜県揖斐川町
期日=2010年8月1日

8月1日は東海地区の行事として「さざれ石」の岐阜県春日村の古い町並みと重要文化財の「高橋家」の見学会と久瀬温泉白龍の湯を楽しむ催しに参加いたしました。
集合場所である「かすがモリモリ村」の薬草風呂でまずは一風呂浴びてからの出発です。国歌「君が代」の「さざれ石」の発祥の地の揖斐川郡春日村(現揖斐川町)を訪ねました。

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狭い道と急坂に集落があり、現在では軽自動車がなんとか通れる道がありますが、年配者で足腰が弱ってきた時や宅配便などはかなりの苦労が予想されます。
Tokai_3_3 国歌君が代の発祥の碑や「さざれ石」公園があるので、もっと国粋的な雰囲気を予想していましたが、ちょっとイメージとはかけ離れていましたし、「さざれ石」も、これが国歌に歌われていた石?って感じで、国歌のイメージとはなかなか一致できませんでした。
この集落はほとんどが藤原姓だと村人は言っていました。集落にはお寺以外にこれという民家はありませんでしたが、水も豊富で面白い町並みではありました。会員の方がスケッチや水彩画を描いている姿をみるとさすがにと関心させられました。

春日村を後に、久瀬村に向かう道はカーブも多く、運転手さんには申し訳ありませんが、助手席の私は、午睡を楽しむ間に久瀬村に着いた感じでした。
江戸時代後期の山村の豪農屋敷の形態と景観を当時のまま留めていて、岐阜県の重要文化財にも指定されている「高橋家」に着きました。岐阜県の教育委員会に問い合わせたところ中に入ることはダメで、外から見るだけならOKとのことでしたが、強力なネゴシエーターのおかげで、土間まで入れさせていただきご主人と建物の話をしていると、まあ、あがりなさいということになり、内部まで見せていただくことができました。

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大垣藩の藩主が視察で久瀬村を訪れる時の陣屋で、藩主のために一部を増築したそうです。(お風呂も付いている)「高橋家」は、たしかに建具・家具・調度品を含め一流のものばかりでいいものを見せていただくことができました。「なんでも鑑定団」に出したらどうなるかと興味は尽きませんでしたが、現在は老夫婦のお二人でお住まいなので維持していくことの難しさも言ってみえました。
古民家のオーナーの方々もネットワークを作り、我々にとっても貴重な財産であるこのすばらしい歴史を残していければと思いました。
最後に久瀬温泉の露天風呂を楽しみ、猛暑の名古屋に帰っていきました。

崎 広典(JMRA正会員)