イベント報告

« 長野/民家に住みたい方のための古民家移築再生体験会 | メイン | 神奈川県/「望湘の蔵」移築再生見学会 »

2010年5月11日 (火)

長野県/民家ツーリズム・オープン民家 in 信州上田

会場=長野県上田市
期日=2010年2月6日(土)、7日(日)

上田市の塩田平は「信州の鎌倉」と言われ、平安・鎌倉時代の歴史遺産が数多く残っている。 参加者一六名は、10時にJR上田駅に集合した。

1_6

最初に向かった手塚地区は独鈷山 のふもとに広がる田園地帯にある。訪問した民家は、越屋根のある築一130年の養蚕農家で、現在家主は住んでおらず、地元のイベントなどに使われている。そこを「道祖神祭り」の会場として、地元の人たちと一緒に餅つきを楽しんだ。幽玄な独鈷山を背景とした民家集落は、おりからの降雪と相まって一面の銀世界。墨絵のような幻想的な風景であった。 つきたての餅を賞味した後、手塚地区の集落を散策し、別所温泉へ移動した。 (写真は寒さを忘れ、地元の人たちと一緒に餅をつき共に食べる) 別所温泉は、古くからの湯治場で弘法大師や真田幸村ゆかりの湯などがある。各自好きな名湯を楽しんだ後、今日の宿泊民家「マルタの家」に向かった。 ここはご当主がリタイア後、民家をペンション用に再生した家である。夜は北欧製の大きな薪ストーブを囲み、ご当主の知人であるシェフが腕を振るったイタリア料理をいただきながら、ここでの暮らし方などをお聞きして、楽しいひとときを過ごした。

2

二日目は、素晴らしい快晴となり、参加者一同、はりきって目的地の野倉地区に向かった。野倉地区は独鈷山の裏手にあり、美しい山々を背景に民家が点在し、懐かしい里山風景が広がっている。 ここでは、オリジナル玩具を自作し販売している銀河工房を訪れ、木工民芸品や地元の昔話のビデオを鑑賞した。次に明治33年築の茅葺き民家を訪問した。「ペチカ」は日本では珍しいが、これを自作し、使いこなすまでの苦労話をお聞きすることができた。(写真は前日からの雪で墨絵のような風景が広がる手塚地区) 午後には2件の茅葺き民家を訪問。最初の家は、比較的小規模な茅葺き民家を現代風に再生してある。天井部まで漆喰が塗られ、窓は三重ガラス、そして薪ストーブを使用していた。大寒のこの時期でも室内は極めて暖かく、窓際で小さいお子さんが楽しそうに遊んでいたのが印象的であった。 2件目は現在、再生途中で、自分の手で民家を再生することの楽しみや、懐かしい「だるまストー ブ」での暖房方法などについて見聞した。  今回のイベントでは、二日間で六か所のオープン民家を訪問した。 実際に見聞または体験することにより、寒い時期の民家での暮らし方、楽しみや苦労または暖房などの工夫について知ることができた。大変有意義な「民家ツーリズム」であった。 

(東京都・正会員 仙石正行)


トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/408852/24113671

長野県/民家ツーリズム・オープン民家 in 信州上田を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿