イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

2018年3月10日 (土)

京都 /長谷川家住宅の 歴史と活用に触れる

3月10日㈯ 近畿地区運営委員
京都府京都市南区
参加:12名

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 築276年となる長谷川家住宅。農家住宅で、広い土間に太い梁、高い屋根天井と圧巻です。建築もさることながら、家に残された膨大な品々は絵画からはじまり、古地図、書物と興味深いものばかり。所有者ご夫婦は、京都市文化財マネージャーの方々の手助けを受けながら、建物の改修を行い2012年からは「歴史・文化・交流の家」として運営しているそうです。見学日には、私たち以外にも織物教室が開催されて賑やかでした。たくさんの方々に触れてもらえるようになって、物も人と同じように嬉しいだろうな、と感じました。 (崎間美紀)

2018年3月 3日 (土)

愛媛/ 宇和島の重伝建・卯之町の 町並みを歩く

3月3日㈯ 四国地区運営委員会
愛媛県西予市
参加:6名

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 宇和島藩の在郷町として栄えた卯之町まちの町歩きは、明治建築の「開明学校」で当時の小学校の授業の再現から始まりました。卯之町は幕末からのあらゆる時代の学校建築が現存している珍しい町とのことで、教育熱心な土地柄を感じさせます。町並みの家々は、近郊でとれる白漆喰の壁、商売の妨げにならないように内開きとした格子の蔀戸、欅の板材に凝った彫刻を施した軒先の持ち送りなど、この地域独特の建築様式を備えていました。とても興味深く、妻入と平入の民家が混在する町並みを楽しみました。 (公文大輔)

2018年2月18日 (日)

東京 /次大夫堀民家園見学会

2月18日㈰ 首都圏・北関東甲信越地区
東京都世田谷区
参加:15名

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 見学会当日は春がそこまできているような陽の光が明るい絶好の散歩日和でした。  次大夫堀ぼり民家園には、江戸から明治にかけての世田谷の典型的な農村風景が長閑な里として再現されています。
 周囲の田や畑では農作業の多様なワークショップが開かれています。この地域の農家のつくりは4本の太い柱を1列に並べて配置する形式が多いとのこと。囲炉裏で燃やす煙の臭いが庭の梅の香りと対比し て印象的でした。一番の人気は鍛冶屋の実演でした。小ぶりな民家園ですが充実した内容で、入園無料と相まって満足度が高い見学会でした。 (新居誠之)

2018年1月21日 (日)

千葉 /冬の古民家生活体験 —火のある暮らし—

1月21日㈰ 国際交流部会
千葉県長生郡長南町
参加:25名

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 千葉県長南町の築160年の古民家で、囲炉裏や竈、薪ストーブなど、薪の火を生活に取り入れた、冬の古民家生活を体験しました。昼食には、自家製味噌の具沢山味噌汁、レンコンを使ったおかずとともに、竈で炊いたご飯をいただきました。また、庭で焚き火をし、籾殻燻炭を作る様子を見学しました。
 火や水といった自然と対話する家と生活、高橋夫妻のまさに自然体な暮らしに触れられる大変よい時間でした。参加した5人の子どもたちも貴重な体験ができ大満足でした。 ( 斉藤晴久)

2017年12月10日 (日)

福岡 /〈九州民家宿〉 再生民家見学会in 古賀

2017年12月10日㈰
福岡県古賀市 九州・沖縄地区運営委員会
参加:47名

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 築100年を超える民家の再生見学会が行われました。先の世代たちが永く住まうことのできる仕様と耐震性を保つことが、再生のテーマでした。
 以前は解体して、建て直したいと思っていたそうですが、愛着ある家を再生することを決意されたとのこと。
 建て主はずっと面倒をみてもらえるよう、若い大工職人たちに施工を頼みました。建て主のアルバムの中の家が、形を変えながらも生き続けていることが印象的でした。
 午後からはJMRAの今後の活動について座談会を行いました。 ( 山口浩伸)

2017年12月 3日 (日)

東京/〈民家の学校〉 民家の明日

2017年12月3日㈰
東京都豊島区 明日館
参加:30名

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 充実した7回の講座を終え、修了式を迎えた「民家の学校18期」。
 自分なりの民家や暮らし、人=仲間との未来を思い描くきっかけを創り出すことをテーマに、午前は今期で最後となる横川校長、三須理事、今後を担われる野崎林太郎さん、鈴木俊秀さんに講話いただきました。午後はワークショップ形式でこれまでを振り返り、未来への一歩を決意する一日になりました。
 今年も素敵なつながりがたくさんできました。関わってくださった皆様に心より感謝いたします。 ( 曽我映理子)

2017年11月26日 (日)

新潟/小千谷・越路を巡る

2017年11月26日㈰ 新潟民家の会
新潟県小千谷市
参加:10名

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 以前から関心のあった小千谷でイベントがあることを知り、東京からかけつけました。小千谷談判で知られる慈眼寺じでは会見の間を見学。法事の最中でしたが、ご住職が説明してくださいました。昼食は江戸時代から続く割烹料理の老舗「東忠」にて美味を堪能。歓談の後、国登録有形文化財・朝日山松籟閣、もみじ園巴ヶ丘山荘、さらに県内最古の民家である豪農の館「長谷川邸」(国重要文化財)、三波春夫顕彰記念館、岩崎製菓を巡り、念願の小千谷を堪能しました。新潟民家の会・大熊さんに大変お世話になり、越後の方々の人情にも感謝です。縁ができ、再訪が楽しみです。 (北谷隆泰)

2017年11月18日 (土)

和歌山/ 木の神様と民家を訪ねて

11月18日(土)近畿地区運営委員会
和歌山県和歌山市、紀ノ川市、桃山町
参加:16名

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木材関連に携わる者であれば一度は訪れたい聖地「伊太祁曽神社」(五十猛命が木種を持って日本国中、植林普及に尽力した(日本書記)として木の神様として祀られている)を皮切りに、「旧中筋家住宅」(江戸時代の大庄屋で、主に栂、それと松・桧・杉などの良質な材をふんだんに使用)、「紀伊風土記の丘」(築250年の古民家2棟は国指定重要文化財)を訪ねました。その他にも「自然薯茶屋からびな」(明治期建立、米蔵改装)、「貴志駅」を見学しました。
古代と江戸時代の雰囲気を味わい、民家見学も堪能した1日でした。(土井 勇)

2017年11月12日 (日)

静岡/〈民家の学校〉 民家と森

11月11日(土)〜12日(日)
静岡県浜松市天竜区
参加:33名

3img_7304 前日から降っていた雨も朝暘がのぼり始トめると次第にやみ、2日間の講座がスターしました。
1日目は、春野町の山林にて、春野森林組合の指導で伐採を体験。森の育成・林業の仕事についてレクチャーを受け、実際に木を伐倒しました。
2日目は、東京から天竜に移住をする予定の民家の学校スタッフの経緯・経過を聞き、午後は水窪の製材所を見学し製材技術や月齢伐採の話をうかがいました。
天竜美林で過ごしたこの講座を通じ、改めて森の重要性、国産材の良さを学ぶことができました。(三須克文)

2017年11月 5日 (日)

福岡/〈九州民家塾〉 現地再生民家見学in 和白

11月5日(日) 九州・沖縄地区運営委員会
福岡県福岡市東区
参加:47名

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最初に設計施工を担当した建築工房悠山想宮本繁雄さん(JMRA登録事業者)が日本の民家に関する解説や工事の概要を説明、その後内部を見学しました。現地再生した2棟のうち、長屋門は若世帯の住まい(次世代空気集熱式パッシブソーラーシステム「そよ風」と薪ストーブを採用)、主屋は親世帯の住まい(古材の大梁や古建具を活かした住空間の再生と床暖房設備を採用)と、それぞれの特色を見比べることができました。
当日は入会申し込みもあり、学生などの参加も増えて今後の活動もより活性化していきそうです。(坂口奈津紀)

2017年10月 9日 (月)

埼玉/〈民家の学校〉 民家と地域

10月8日(日)〜9日(月・祝)
埼玉県秩父市
参加:30名

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秩父市の山間。急斜面の山の中、段違いに道が敷かれ、家と畑が連なる集落。今も自然の中で生活が営まれている栃本に行ってきました。民家を残していくには、実際に「住む」ことが必要不可欠です。民家を守ってきたのは、行政や団体ではなく、そこに暮らしてきた人たち。そんな方々のお話を伺い、整地を手伝い、ほんの一時ではありますが、その一端に触れることができました。民家を残すために何ができるのかを考える貴重な機会でした。講座の前日にはきのこ狩りを楽しみ、ありのままの栃本を楽しむこともできました。栃本には、実際に訪れることで分かる魅力が、確かにありました。(川口潤子)

2017年9月23日 (土)

兵庫/〈民家の学校オープンスクール〉 建築史家と見学する 竹中大工道具館

9月23日(土・祝)
兵庫県神戸市中央区
参加:20名

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秋空のもと、新神戸駅近くの竹中大工道具館を訪れた。縄文時代から現代までの大工道具を、日本のみならずアジアやヨーロッパにも及んで幅広く収集保存している。驚いたのは展示方法で、いつでも使用できるようにすべて研いであり、来訪者と近い距離に展示されているため、つい触りたくなるほどであった。また、案内いただいた安田氏の該博な知識にもとづいた分かりやすい説明、溢れんばかりの情熱には、感服した。大工道具を通して、建築は手仕事の集大成だと改めて思った。みなさん訪れてはいかがでしょうか。(木村奈央)

大分/〈九州民家塾〉 現地再生民家 「遊志庵」をたずねる

9月23日(土・祝)
大分県佐伯市 九州・沖縄地区運営委員会
参加:33名

Dscf4562江戸時代末期の古民家を現地再生した「遊志庵」を訪ねました。施主である岩佐礼子さん(JMRA 会員)は大学院で研究したことを実践すべく、地域づくりの活動拠点として30年近く空き家となっていた祖父の生家に巡り合い「遊志庵」と名付けました。第一部は岩佐さんから工事中のワークショップや、完成後のイベントの様子の説明があり、第二部は設計をしたすまい塾古川設計室の古川保さん(JMRA登録事業者)による再生ポイントの解説がありました。その後の交流会にも多くの方が参加して大いに盛り上がりました。(和田恵利子)

2017年9月 9日 (土)

東京/神田川クルーズと 日本橋の歴史的建造物巡り

9月9日(土) 文化企画部会
東京都中央区
参加:40名

Img_1333当日は少し蒸し暑い感じはしましたが、絶好のクルーズ日和でした。
集合場所の日本橋脇の船着き場から屋根のない座席のみの船に乗り込み、さあ出発!日本橋川からいったん隅田川に出て、スカイツリー方面に向かい、神田川、日本橋川を通って元に戻る周遊コース。
普段歩いていると決して見ることのできない、多数の橋を下から見上げるという体験。有名なものから無名なものまで多くの歴史的構築物が残っていて、東京は江戸や明治の歴史の上に成り立っているんだな~!と実感しました。貴重な時間を過ごせたイベントでした。(深澤 渡)

2017年9月 3日 (日)

千葉/〈民家の学校〉 民家に関わる

9月3日(日)
千葉県鴨川市
参加:32名

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千葉県の鴨川で、民家再生と竹林整備の作業を体験しました。訪れたのは、民家の学校を卒業されたご夫妻が、今春オーナーとなった、古民家付きの里山です。
民家で三和土仕上げとなる部分の鋤取り作業は、固い粘土層を掘り起こすという肉体的にはつらいものでしたが、きれいになった作業終了後には、古民家も里山も喜んでいるように感じられました。これから長い年月をかけてゆっくりと整備されていく鴨川の地を、また訪れたいと感じた一日でした。 (田中孝二)

2017年8月27日 (日)

栃木/再生中の古民家で 漆喰塗りを体験しよう

8月26日(土)、27日(日) 国際交流部会
栃木県那須郡那須町
参加:14名

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一足早い秋の訪れを感じる那須高原で漆喰塗り体験の講座が開かれました。現場は再生中の移築古民家で、養生・下地処理から仕上塗りまで一連の作業を体験しました。慣れるまでは思うように塗ることができませんでしたが、次第にコツが摑めるようになり、白く美しい光沢を出せた時の感動はひとしおです。初心者も経験者もみな無心になって漆喰を塗っている姿が印象的でした。
近年、一般住宅で漆喰を使うことは少なくなりましたが、古民家の再生を通じて漆喰文化を後世に残していきたいと強く感じました。(永島拓志)

2017年7月30日 (日)

東京/結の家(岳陽洞) 古民家でサマー・ミニコンサート

7月30日(日) むさし民家の会
東京都府中市
参加:4名

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古民家「結の家」で、むさし民家の会によるミ二・コンサートが開催され、明治・大正時代に民衆に広まった「演歌」のルーツの解説とギター演奏がありました(長尾敏博氏)。それとケーナの童謡・歌謡曲も演奏されました(久保田真理子氏)。ここでいう「演歌」とは、明治時代の民権運動が起源で、街頭で演説に節をつけ歌われ、その後、庶民側に立って風刺・史実の伝承として歌われたようです。また「新編武蔵国歴史風土記」が参加者に配布され意義あるイべントでした。(浮貝高敏)

福岡/〈九州民家塾〉 再生蔵見学会 in 志免 ~江戸時代の技術と最新技術の融合~

7月30日(日) 九州・沖縄地区運営委員会
福岡県糟屋郡
参加:36名

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豪雪地帯福井県美山町から土蔵を移築し、遠赤外線を使って温度をコントロールする「光冷暖システムの技術」を取り入れた民家再生のモデルルームを見学しました。もともとの建物は江戸時代末 期から180年経ており、豪雪の重み耐えるようにケヤキの大梁と柱や他の部材は湿気に強いクリの木が使われているそうです。室内に入ると光冷暖漆喰と石川産の漆で、クリの古材が妙にマッチした落ち着ける空間でした。
先人の知恵と地球環境にやさしい最新技術を生かした民家再生について学ぶことができました。 (三浦伸雄)

2017年7月17日 (月)

長野/〈民家の学校〉民家に住まう

7月15日(土)〜17日(月・祝)
長野県飯田市大平宿
参加:35名

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疑似家族誕生@大平宿~そして、その先へ

いろりの里 大平宿での合宿は、新しい家族誕生の場でもありました。受講生から一家となった8名全員が役割意識をもち、発言し、行動し、家族の結束を高めた合宿。そこでは、各人各様の役割がつながりを強め、家族のカタチが生まれました。電気・ガスのない原始の生活の中で、苦労して起こした火は、家が息づき、命を復活する最初の行事でもあります。
火の力、家の役割、人の輪……何か今まで忘れていた大事なものを思い出す旅でもありました。(森本陽子)

2017年7月 2日 (日)

東京 /〈民家の学校オープンスクール〉 火おこし講座

7月2日(日)
東京都東久留米市
参加:22名

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炎天下の暑さを和らげる豊かな緑の下で実施された本講座は、参加者一同が汗だくになりながら火おこしに挑戦し続けました。講師の岩城先生の火おこし愛が伝わる講話と実演を経て、もう「火をおこすしかない」という気持ちで臨みましたが、火おこしの世界は甘くありません。同日実施された検定試験で、私は4級不合格という結果でした。
それはさておき、古代発火法という太古から続いてきた生活の一部に触れることで、まさに人間とし ての営みを感じることができ、汗もどこか爽やかで、大変実り多い講座でした。(清水正之介)