イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

2019年3月 3日 (日)

神奈川/ 甲州民家移築再生工事 竣工見学会

2019年3月3日㈰ 民家再生技術部会
神奈川県川崎市宮前区
参加:70名

Photo_11 明治12年築の雄大な養蚕農家が、山梨県笛吹市から川崎市の丘陵地に引き継がれました。元の姿をできるだけ損なわず、現代の住まいの性能もないがしろにせず、時間と手間を惜しまず、知恵と技術を尽くして再生された空間。1階の床暖房と屋根の断熱材だけで、土壁の家はほんのりした暖かさ。雨天にもかかわらず大勢の人が訪れ、桃の節句の部屋飾りも華やかなハレの日の民家を思い思いに体験しました。再生に関わった方々のご苦労とチャレンジ、仕口のお話などを映像を交えて伺い、最後は桜餅をいただきました。
( 野上恵子)

2019年3月 2日 (土)

東京/ 瀬戸内「弓削・佐島エリア」の民家 再生事例、古民家ゲストハウス「汐見の家」ヒストリー紹介

2019年3月2日㈯ 国際交流部会
東京都目黒区
参加:14名

Photo_10 駒場の旧前田家和館にて、しまなみ海道に浮かぶ離島、愛媛県佐島にある「古民家ゲストハウス 汐見の家」のヒストリーを伺いました。話し手はオーナーの西村暢子さん。後に「汐見の家」となる、かつて一族が暮らしていたという民家を管理する親族が亡くなり、最初は処分のために訪問したそうです。徐々に再生への道を進むことになり、その中で出会った人々、日系移民のバックグランドを持つ一族の歴史に導かれるように、佐島を訪れる旅人を迎える古民家ゲストハウスに生まれ変わりました。 必ず訪れたいと思いました。 ( 橋本亜紀子)

2019年1月26日 (土)

神奈川 /民家バンク登録 「茅葺き屋根の茶室がある鵠沼の家」 見学会

2019年1月26日㈯ 民家再生推進委員会
神奈川県藤沢市
参加:14名

Photo_9 この建物は明治中期に開業した旅館「東屋」の離れ。2万坪の敷地は密集した住宅地に変貌し、昔日の面影はない。戦後すぐにこの建物を取得したのが茶室設計で著名な江守奈比古氏。茅葺き部分を玄関と応接、そして二つの茶室に増改築し、背後の元瓦葺き部分を生活の場としている。印象深いのは小間の茶室。広さは一畳半で客畳との間に板が入り、奥に書院付の台目畳が続く変則の間取り。「自分の都合に合わせた心地のよい部屋」と記しているが改めて茶室の魅力を再発見させてくれた。この貴重な建物を残して活用したいと誰かが手を挙げてほしいものである。 (大沢 匠)

2019年1月20日 (日)

千葉/ 冬の古民家生活体験 ―火のある暮らし―

2019年1月20日㈰ 国際交流部会
千葉県長生郡長南町
参加:16名

Photo_8 築160年の古民家での生活体験に、親子で参加しました。昔ながらの竈でご飯を炊き、囲炉裏で五平餅を焼く。民家での暮らしには、当たり前のように火があったことを感じられるイベントでした。炊きたてご飯と地元野菜を使ったおいしい昼食の後は、藁の鍋敷きをつくるワークショップも行いました。
 ここ「芳泉茶寮」は、食と暮らしを伝えるスペースとして不定期にイベントを開催し、ランチを提供したりしています。民家での暮らしを楽しんでいるご夫妻の様子は、これから民家で暮らしたいと考える参加者にも参考になったのではないかと思います。 ( 飯島晃子)

2018年12月22日 (土)

東京 /ミニ門松&しめ飾りづくり

2018年12月22日㈯ 広報委員会
東京都世田谷区
参加:10名

Photo_6 世田谷・三宿、築150年の土蔵を移築改装したギャラリー「徳の蔵」にて、ミニ門松を作るワークショップが開かれました。
 参加者たちが、同ギャラリーの小林ご夫妻の指導のもと、自由な発想で竹や松を組み合わせ、注連縄や水引で飾り、和気藹々と門松づくりを楽しみました。終了後、飾り付けられた門松を一斉に並べると、その華やかさに思わず歓声が! 振る舞い甘酒や土蔵見学ミニツアーもあり、新年を迎えるにふさわしい楽しいイベントとなりました。( 諸星由美恵)

2018年12月16日 (日)

福岡/ 年忘れ座談会 福島から岡山へ 板倉仮設住宅の物語

2018年12月16日㈰ 九州・沖縄地区
福岡県久留米市
参加:20名

Photo_4 安藤邦廣先生と板倉仮設住宅の移築に関わった方を囲んでの座談会。板倉の仮設住宅が、役目を終えた後もプレハブ仮設のように廃棄されるのではなく、西日本豪雨被害を受けた岡山県総社市に移築されたことの功績は大きく、今後の仮設住宅の在り方を見直す一助となったと思う。移築にあたって全国から集まった大工の苦労話や一緒に働いたことで仲間ができたという喜び、そして被災者の方々の笑顔や感謝の声。
 さまざまなドラマが繰り広げられた板倉仮設住宅の物語はまだ始まったばかりだ。 ( 和田恵利子)

福岡 /〈九州民家塾〉 小屋と倉

2018年12月15日㈯、16日㈰
福岡県うきは市
参加:28名

Photo_3 九州民家大学第1期で、安藤邦廣先生は日本のすまいの成り立ちを東アジアの気候的、文化的背景などから追いつつ、日本の森林資源とそれに密接に関連してきた時代ごとに特徴的な構法に着目して、これまでにない「日本建築史」を構築されたように感じました。最終講義となる今回は、現代のすまいと森林の現状、職人の在り方を総合的に勘案した際、日本の民家史においても原初的な意味合いを持ち得る「小屋」と「倉」の建築的な意義を、板倉構法のすまいとして現代にフィードバックする提案をされました。日本建築の可能性のひとつを予兆するものだと思います。 (宮本 啓)

2018年12月15日 (土)

神奈川/ 小田原の邸園文化・建築を巡る

2018年12月15日㈯
神奈川県小田原市 民家再生技術部会
参加:19名

Photo_5 JMRAの街歩きはきちんと解説の方が付き、深くその街を知ることができるので、大変楽しいものです。
 今回も地元の観光協会の方がガイドしてくださいました。たくさん見学した建物のなかで特に印象に残ったものは、松永記念館と小田原文学館です。松永記念館は、お茶のための部屋がいくつもあり、一つひとつがこだわりの深いものでした。小田原文学館は庭も含めた建物が、とても気品に満ちたもので羨ましかったです。小田原の観光に対する熱意を堪能できた充実した一日となりました。 ( 黒澤俊和)

2018年12月 8日 (土)

神奈川/ 江戸期の民家の 一室リフォーム見学会

2018年12月8日㈯
横浜市磯子区 民家再生推進委員会
参加:10名

Photo_7 100年ほど前にトタンに葺き替えた茅葺き民家。床が置かれる前の2018年2月の見学会では、土台や柱の劣化を補修するための根継ぎや耐震性を持たせる根がらみなど、丁寧な仕事を見せていただきました。今回の見学会では、傷んだトタン屋根と外観や床下の傷みを直し、要望にあった日当たりのよい食堂と居間がつくられていました。狭かったお風呂は倍の広さの箱風呂に変身。瓦棒葺きのトタン屋根は、トタンを
1枚1枚折り曲げ、重ねる手仕事は丁寧で美しいです。久しぶりにトタン屋根の美しさを実感しました。 (小俣邦夫)


2018年12月 2日 (日)

東京/〈民家の学校〉 民家の明日

2018年12月2日㈰
東京都豊島区 自由学園明日館
参加:49名

Photo 自由学園明日館でついに迎えた最終講座と修了式。
 最終講座では、「修了式でも新たな学びを」ということで、自由学園明日館の福田竜さんに重要文化財である「明日館」の保存と活用についてお話しいただきました。そのあとは、「民家の明日」を考えるワークショップ。たっぷりと時間をとって、皆のモヤモヤした想いを共有しました。野崎校長による講義の後は、いよいよ修了式。49名の参加者のもとで、修了証とオリジナルの手ぬぐいが授与され、大きな拍手のなかで19期の学校は幕を閉じました。 ( 山本 梓)

2018年11月25日 (日)

福岡 /〈九州民家塾〉 焼杉ワークショップ

2018年11月25日㈯
福岡県うきは市
参加:25名

1 焼杉ワークショップが行われました。杉板3枚を三角形に組み、中に新聞紙を詰めた後、垂直に立てて火をつけます。しばらくすると煙とともに火がふきだし、頃合いを見て、三角形を解いて水をかけて完成です。表面を炭化させることで、耐久性が増し、腐りにくくなります。ワークショップの合間に、伝統構法による事務所新築の工事現場見学会が行われました。事務所建築ではめずらしい土壁で、外壁は30mm厚の焼杉を800枚余使用するとのことでした。板材を長持ちさせるための、昔の人の知恵に触れることができました。 ( 山口浩伸)

2018年11月24日 (土)

東京/ 郷土玩具コレクション展

11月10日㈯〜24日㈯ 広報委員会
東京都世田谷区

Photo秋晴れの土曜日。久しぶりに東京の「ギャラリー徳の蔵」を訪れました。
 その日、蔵のギャラリーには、ほんわか笑顔の人形や玩具たちが大集合。まるで小さな応援団のようにぎっしり並んでおりました。ギャラリーに寄贈されたという日本各地のコレクションをぐるりと拝見。顔もいろいろ、形もさまざま。なんて可愛いんでしょう。どれもこれも気取らない、優しいモノたちの温もりに癒されながら、楽しく過ごせました。日本の郷土玩具は、やっぱりステキですね。
 コレクションはまだまだあるそうで、次の企画展も楽しみです。(小野いく子)

2018年11月18日 (日)

福岡 /〈九州民家大学〉 茅葺き民家の民俗学

2018年11月17日㈯、18日㈰
福岡県久留米市
参加:34名

Photo_2 第1回~第4回に引き続き、第5回の「茅葺き民家の民俗学」の講義も、今の茅葺き民家の現実から、これからの未来に向けての希望をもたらす、とても充実した時間でした。
 資源と環境が繋がっていることが当たり前だった話から、茅場のこと、日田には杉皮葺きの屋根が存在していた話などなど、どれも初めて耳にすることばかりでした。
 講義を聞いて、身近なところから茅葺きの民家をもっと紐解いていきたいといました。( 有馬憲子)


栃木/ 村松家住宅見学・ 空き家活用・空き家バンク座談会

11月18日㈰ 民家まちづくり部会
栃木県足利市
参加:4名

Photo_5足利市の旧市街地にある鑁阿寺の参道の石畳に面して、繊維糸関係の商売を営んでいた松村家住宅があります。建物のつくりは、木の状態や質を選び、繊細に加工され、職人さんの技術を表現した素晴らしいものです。
 この建物の2階の客間で座談会が行われました。足利市の空き家バンク、所有者不明な空き家、古い建物の価値の見出し方などの話を聞きました。空き家となった歴史的にも重要な建物が壊さ本の建物の価値の常識を変えたいと思いました。(新井和勝)

2018年11月17日 (土)

神奈川/ 紅葉の三渓園で 公開古建築見学会

11月17日㈯ 民家再生技術部会
神奈川県横浜市中区
参加:18名

Photo_7晴れ渡る秋空の下、木岡敬雄先生の解説とともに三渓園の古建築を巡った。三渓の自邸であった鶴翔閣を眺めつつ外苑の奥へと進む。三重塔、仏殿、古民家とそれぞれの建築ごとに、歴史の背景や建築様式の変遷などの解説を聞き、感服しきり。午後は内苑へと場所を移し、数寄屋、書院、茶室と、さらに古建築群の魅力にたっぷり浸った。
この日はちょうど、重要文化財である聴秋閣と春草廬の特別公開初日で多くの来場者で賑わっていた。季節を変えて訪れれば、新たな魅力を感じることでしょう。(田中寛人)

2018年11月10日 (土)

東京 /民家でおけいこ「ガラス」

11月10日㈯ 広報委員会
参加:9名

Photo_10小学生の娘がイベントに参加しましたので、ブローチ作りの感想を書いてもらした。 (小林泰三)
 私は「ブローチを作りに行くよ」とお父さんに言われた時は、布のブローチを作るのだと思っていました。でも実際にブローチを作ることになった時に、ガラスを使うことが分かったので、とてもびっくりしました。
 小さいガラスたちをくっつけて、作り終わると透明で色々な色をしたブローチがきれいに光っていました。妹もきれいなブローチを作ることができました。(小林由奈・里桜)

2018年11月 8日 (木)

山梨 /ヌーボーワインと手打ち蕎麦、 そして古民家を楽しむ

11月8日㈭ 文化企画部会
山梨県塩山市
参加:31名

Photo_9文化企画部会の長谷川さんの案内、そして山梨古民家倶楽部の協力のもと、貸切バスにて古民家や再生古民家を活用されたワイナリー、宿、ギャラリー、お蕎麦屋さんを訪ねました。
 曇りが続いていた週ですが、この日は見事な秋晴で上着も脱ぐほどの暖かさでした。皆それぞれこだわりの再生民家を見学し、お話も聞くことができました。ワイナリーでは甲州ワインの新酒の試飲もさせていただきました。
 充実したイベントに参加することができ、大人の素敵な秋散歩を味わえました。(渡辺未果)

2018年11月 4日 (日)

静岡/ 〈民家の学校〉 民家を育む

11月3日㈯〜4日㈰
静岡県浜松市天竜区
参加:23名

Photo_3西鹿島駅からバスに揺られること1時間、天竜美林の山々が近付くと、曇天から陽光が差し込んできました。2日間の講座のスタートです。1日目は、水窪町の山林にて伐採体験。安全指導のもと、実際に木を伐り倒します。達成感に加え山仕事の大変さを実感できました。2日目は、当地代々の山主の方から、山林・林業の今昔について貴重なお話伺った後、天竜杉の製材所を見学し、月齢伐採・天然乾燥の考え方や製材技術を学びました。豊かな森林に囲まれた天竜の地で、存分に森や木の魅力に触れることができました。(松山 充)

2018年11月 3日 (土)

埼玉/ 宿場町“越谷”の街づくり探訪

11月3日㈯ 民家活用部会
埼玉県越谷市
参加:20名

 

Photo_8かつて旧日光街道の宿場町だった越谷には、明治後期に建てられた歴史的建造物が約20棟現存していて、今回それらの建物を中心に訪ね歩く好機に恵まれました。どの建物も商売を営んでいて、古民家は人が住んでいてこそ、という思いを新たにしました。見学の後、古民家複合施設「はかり屋」(旧大野邸)で催されたセミナーでは、この建物のリノベーションに携わった少壮気鋭の建築家畔あぜ上がみ順平氏の苦労談と、まちづくりへの意気込みを傾聴しました。そして施設内の再生した蔵の2階で賞味したキッシュは逸品で、お奨めします。(滝田淳一)

2018年10月28日 (日)

東京/〈民家の学校〉 民家を組む

10月28日㈰
東京都八王子市
参加:25名

Photo_4伝統構法での建築を手掛けている小野田棟梁より、「在来工法」と異なる「伝統構法」の意義や高度な建築技術、大工道具の種類の多さ、差し金の使い方などについて話していただきました。
 ワークショップでは鋸・のみを駆使して、かま継手製作を行い、棟梁の作成した追掛け大栓継手、プレカット加工のかま継手で強度試験を行いました。結果は追掛け大栓継手が1番、我々の素人加工とコンピューター加工の勝負はほぼ互角の結果。人の目で造る「伝統構法」を学び、守ることの大切さを知った貴重な一日でした。(村田壽夫)