事務局だより

2018年9月30日 (日)

戸隠で茅の葺き替えをしてきました(9/22)

当日は朝から雨が心配でしたが…

新幹線車窓

現地に着くと、どんどん晴れてきて、良い茅葺き日和となりました。
このイベントでは、<重伝建地区散策・茅葺き軽作業体験コース>と<茅葺き本格体験コース> の2コースが設けられています。
説明を受けたら、<軽作業コース>に参加した人が、まずは茅運びを体験しました。

茅運び
茅運び2

みんなで一気に屋根の上までリレー形式で運びました「こんなに早く茅が運ばれたのは初めてです!」と職人さんに褒められました。やったー。
茅を運び終わると、職人さんによる実演。屋根の上に置いた茅を下地に縄で固定します。大きな針のようなもので刺して、屋根の内側をぐるっと回して、また針を外側に戻して、で縛る。地域によっては結び目が屋根の内側に来る地域もあるみたいですが、戸隠は外側で結ぶ方式なんだって。

茅葺き実演中

茅の形を整えるところも見せていただきました。これ見たかったんですよね。

茅葺き実演中2

<本格体験コース>に参加の方たちが、体験中。実際にやってみると「難しい!」という声が。

本格体験

本格体験2

本格体験3

きれいに切りそろえるのは、至難の業。

本格体験5

茅葺きレジェンドのお話も伺うことができました。お話をお伺いした職人さんは92歳。もう引退されていますが、今は精巧なミニチュアを作成されています。いくつかは博物館に寄贈もされているとのこと。職人さん曰く「このあたりの茅葺きは、角がなくて、丸くて、やさしい形」で茅がみっちりたくさん詰まっているのが特徴だそうです。先ほど茅運びしたあの束を約一万束も使います。

茅葺き職人さんのお話

昔は一軒のお家を、村人総出で協力して吹き替えたそうです。晴れ間を狙って数日で葺き替えたみたいですよ。すごい。

日本昔話で見るような、かわいい丸い屋根。中にいるお人形は職人さんの奥様が作られたもの。「ちぐら」に寝ている赤ちゃんまで、職人さんが子供だった頃の地域の暮らしが再現されています。

茅葺きミニチュア

お昼は、茅の葺き替え現場の武田旅館さんでおいしい戸隠蕎麦をいただきます。このあたりのお蕎麦は、盛り方に特徴アリ。市の職員さんの解説によると、昔、戸隠神社がお寺だった頃、別当にお出しするために一口ずつお上品に食べられるように、この盛り方にした、とのこと。「ぼっち盛り 」と言います。

ぼっちもり

<軽作業コース>に参加した方は、午後から長野市の職員さんによる解説付きの散策です。
この近辺は戦国時代、武田信玄と上杉謙信の争乱に巻き込まれた地域。川中島の合戦の際に武田信玄が戦勝祈願を戸隠山で行ったことから、武田と名乗るお家が多いそうです。

こちらは中社。観光客の多い区域です。

戸隠中社

近づくとこんなに立派な鳥居。

大鳥居

こちらは八百比丘(やおびく)伝説の残る三本杉(のうちの一本)です。

三本杉

写真の鳥居の脇にある建物は、重伝建になってすぐ修復された建物(と解説があったような…)。北側に生えたコケが良いですね。この建物の脇を通って、横大門通りを歩きます。

鳥居の脇を通って

こちらは宿坊極意さん。立派な宿坊で、今は戸隠神社での結婚式の披露宴などでも使用されているそうですよ。室内には昔お寺の宿坊として使われていた痕跡がいたるところに。

宿坊
宿坊2

参加者の方がこれは何ですか?と質問したところ、2つ並べてソリにして荷物を運ぶんだって。雪国らしいですね。家の一部として自然に収納されています。

ソリ

こちらは同じ通りにある別の旅館です。この立派な蔵はおしゃれなカフェとして利用されています。

十輪

最後は茅場として使用されているスキー場を見学。茅刈りは人手が必要とのことで、茅刈りに興味のある方はぜひご参加を!facebookでワークショップの案内がされるそうです→こちら

茅場

最後には、お日さまが出て、戸隠山のトンガリがくっきり見えました。

戸隠山

長野市の職員さんの解説がわかりやすくて素晴らしかった!戸隠は、まだまだ見どころがたくさんありそうです。すでに観光客も多いようだけど、もっと注目されてもいい場所だと思います。民家ファンのみなさまがいらっしゃるときには、神社でお願いごとをするだけでなく、ぜひ町並みもじっくりご覧ください!(D)

※今回のイベントでは、高木建設さんにお世話になりました。このブログの写真もたくさんお借りしています。ありがとうございました。

2018年7月26日 (木)

ミニ骨董市を開催中☆7/29(日)まで

ただいま、世田谷にあるギャラリー徳の蔵(東京都世田谷区三宿1-6-16)で「ミニ骨董市」を開催中!

骨董市全景

古い陶器…、糸巻き…、かご…、ガラスのお皿はアイスクリームを載せたら良さそうです。お菓子の型は飾っておくだけでも良さそうですね。

骨董市

外のスペースにも、欄間とか…、古い看板とか…。掘り出し物を見つけてね。

骨董市(外)

私は、この古い糸巻きを買いました。このタイプは500円です。

糸巻き

この糸巻き、こんな風にワインラックに使ってみても◎。ギャラリーオーナーのアイディアです。名案!

糸巻きアイディア

乗兼広人さんの版画も多数展示・販売しています。素敵でしょう。

乗兼さん版画

29日(日)まで開催中!きてね!(D)

きてね!

ミニ骨董市
http://www.minka.or.jp/news/2018/07/72229-0838.html

2018年2月19日 (月)

2/18(日)世田谷の民家園に行きました

昨日、会員のみなさんと東京都世田谷区にある「次大夫堀公園民家園」に行ってきました。
世田谷の民家園
東京の民家なんて、普通のよくある形ですよね?なんて思いながら行ったのですが、建築士として活躍している会員さんたちや、民家園の職員さん、ボランティアさんの話を聞きつつ巡るのはとても楽しく、寒さも吹き飛ぶ充実ぶりでした。
世田谷の民家園2
世田谷の民家園2-2
糸紡ぎ実演をやっていたり、鍛冶屋のボランティアさんのお話を聞けたり、実演もとっても充実しています。
世田谷の民家園3
昨日は風が強くて、裏と表の戸を開けると、囲炉裏の灰が飛ぶほど。職員さんが片づけるのに苦労されていました。つまり、逆に夏はすごく涼しいということですよね。古いお家ってやっぱり、日本の夏向きなのかなーと思ったりもしました。
世田谷の民家園4

2017年11月15日 (水)

「民家フォーラム2017」ご参加ありがとうございました!

11月11日(土)、12日(日)『JMRA設立20周年記念「民家フォーラム2017」―民家の暮らしと文化を未来につなぐ―』が埼玉県川越市にて開催されました。
シンポジウムは、150席が満席になりました。また、展示・ワークショップのコーナーでは、秋晴れの中、多くの方にご見学・体験をいただきました。

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みなさま、遠くから足をお運びいただきまして、誠にありがとうございました。

2016年11月18日 (金)

「民家フォーラム2016滋賀」が開催されました

「民家フォーラム2016滋賀」が11月12日(土)、13日(日)に開催されました。

Photo
「民家フォーラム」も今年で19回目。シンポジウム会場は琵琶湖の湖上に浮かぶ船で行われ、景色をみながらの移動は好評でした。

大津駅前
大津駅前では、民家再生に関する展示や、『民家』誌写真コンテスト、民家再生相談会が開催され、多くの地元の方にご来場いただきました。

大津市内
大津市内は少し歩いただけでも、このように沢山の古いお家が残ります。ご相談にいらっしゃった方も、「民家に住んでみたい」という人より、「今住んでいる民家の再生について相談したい」という方が多かったようです。

ケロケロ

来年の「民家フォーラム」は、ついに20周年!ということで、再び東京にて開催予定です。
Daruma

2016年6月 4日 (土)

6/4(土)カマドの飯

お久しぶりです。ダルマです。小林さんからも報告ありましたが、先週の土曜日に、「茅葺き民家を訪ね、かまどで昼食をつくり楽しむ」というイベントが開催されましたので行ってきました。
Photo_2 遠州の小京都と言われている静岡県森町の国指定重要文化材「友田家住宅」は、重文なのに、かまどで火が使えちゃうんです。 Img_4231 わたしがいる格子戸は「オオカミ除け」という頑丈なもので、この集落の建物には、かつてはみんなついていた形跡があるようですよ。
Img_4217 カマド(へっつい)は、江戸時代から使っているタイプ。 Img_4220 大正や昭和のへっつい(友田さんは「最近のへっつい」とおっしゃっていました)と違って、煙突もゴトクもないので、火をつけるにはコツがいるようです。(D)

<友田家情報>
梁間5間、桁行8間半の寄棟造、茅葺き。片喰い違い三間取り型の農家住宅。
見学時間時間:8時30分~16時30分
お問い合わせ:森町教育委員会 0538-85-1112

2015年11月16日 (月)

「民家フォーラム2015 東京」が開催されました

今年も「民家フォーラム」が11月14日(土)に東京都東久留米市の柳窪集落で開催されました。ここは東京でありながら、民家や屋敷林が残る集落です。
天神社
当日は、残念ながら雨となりましたが、100名を超える方にご参加いただきました。ありがとうございました。
受付も、スタッフも大忙し。
スタッフ
こちらは、毎度好評をいただいている、日本曳家協会さんの展示。 曳家さん
曳家の皆さんの集合写真。ハッピがきまってる。 曳家さん2
こちらは、会場内の天神社で売っていた「柳久保ラーメン」です。江戸東京野菜に認定されている柳久保小麦を使用した、ツルツルおいしいラーメンです。
ラーメン 同じく柳久保小麦を使用したパンも販売されていました。しっかりした生地が◎。焼きたてでした。
柳久保パン
こちらは、柳久保小麦のうどんです。
うどん
こうして受付をサボっている間にも、たくさんの参加者の方が…。ありがとうございます。 Img_3667
懇親会会場は、石川酒造さん(東京都福生市)で。良いところでしたー。レストランもあるようなので、気になる方は行ってみてー。
石川酒造
懇親会では、民家再生奨励賞の表彰式が行われました。
懇親会

奨励賞
だるま
ごめんね。雨だったから…。

2015年11月 9日 (月)

NHK Eテレ「オイコノミア」の撮影に立ち会いました

去る9月17日(木)都内の民家でのテレビ撮影に立ち会ってきました。NHK Eテレで11月9日(月)23:00~放映の「オイコノミア」という番組です。出演者の方も、スタッフの方も、皆さんとっても親切で感激しました。
Imgp0044

撮影に使われた民家の写真も掲載します。
Imgp0009
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この民家は残念ながら一年以内には解体の予定とのこと。ぜひ廻りの景色にも注目してご覧ください!


2015年1月22日 (木)

1/21(水)特別会員林望さんのインタビューに行ってきました

小雪、みぞれ交じりの中、作家で国文学者の林望さんにお話を伺ってきました。
林望さんは、当協会の特別会員でもあります。

1_2外の寒さとは正反対の温かい笑顔と暖かい部屋で終始和やかに、日本の文化や里山の話、イギリスの話、民家について思うことなどを話していただきました。

Photo

帰りには、偶然、林望さんのお孫さんたちに遭遇。
「こんにちは!」と元気な笑顔が飛び出してきて、こちらもニッコリ。
リンボウさんのもう一つの素敵な顔を垣間見ることができました。

次号『民家』誌(2015年4月1日発行号)「巻頭インタビュー」をお楽しみに!!
乞うご期待あれ!
(BB)

2014年3月12日 (水)

「桧原村民家再生計画」に参加してきました。

東京桧原村カシャクボの家再生計画」に参加してきました。今回は清掃ということで、家の中にある家財道具などを麓まで運び出す作業でした。まだ雪がとけていない山道はツルツルで、ゴミごと転倒!あちゃー、という場面も…。大学の学生さんも参加して、ワイワイ頑張りました。帰りは近くの温泉で癒されました。ふー。

___1朝の集合風景。この上に現場があります。

___2山道を上るとなんと道が雪で閉ざされております。というわけで、まずは雪かきから。

___3やっとつきましたー。このお家が再生するお家。

___4中はこのような感じです。どうなるか楽しみですね。

___2_22階から撮影。床が抜けないように注意注意。

___3_2ゴミを運び出す作業も山道なので一苦労。バケツリレーで麓まで。

___4_3重いものは、途中からパワーカーで運びます。

___1_2ワンちゃんもお手伝い…かな。

___2_3お弁当は景色のよいところで。ちょっと寒いけど、お弁当がとてもおいしい。

___3_3終了は15:30。なんとこんなに運び出しましたよ。

次回開催の際は、みなさまもぜひご参加ください!(渡辺)