事務局だより

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2010年2月

2010年2月 3日 (水)

京都研修(2)伝統構法新築住宅の竣工見学会など

清水寺での見学会の終了後、京都四条、鴨川河畔の東華菜館で「若き担い手の会」を懇親会を開催。ヴォーリズ設計の店だったのですが、まあみなさん飲んだこと飲んだこと。先斗町での二次会、三次会も含め、楽しい交流の夜は更けていきました。

翌日曜日の午前中は、10月21日のブログで構造見学会の様子を紹介した、木造建築 東風(こち)の伝統構法新築住宅の竣工見学会を実施しました。内外を見学したあと、パソコンのスライドショーを利用してこれまでの経緯の説明がありました。材の伐採、葉枯らし、製材、棟上げ、造作、土壁など、長い時間をかけてていねいに作り上げられてきたことが感じられる説明でした。最後に、参加者全員が自己紹介と今回の研修の感想を述べあい、解散しました。
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午後は、オプションとして希望者のみですが、左京区の花街、島原の町家と、以前お茶屋をしていた建物を見学する機会を得ました。これは、見学会参加者の縁でたまたま実現したものです。以下の写真は、島原大門近くの町家を利用したギャラリーのざわです。
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次にお茶屋をしていたという建物を見せていただきましたが、現在のご当主は耐震性にとくに気を使って再生されたとのこと。以前棟続きで建っていた隣接建物が取り壊されてしまっているため、主に桁行方向の補強を行っているそうです。お茶屋に使われていた建物というだけあって、窓や建具などにたいへん凝った衣装が見られたのが印象的でした。
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京都研修(1)清水寺解体修理現場の見学会

先週末、「民家再生若き担い手の会」の研修企画で京都に行ってきました。別件の所用のため前日午後大阪に向かったのですが、不幸にも例の架線事故による不通にぶつかってしまい、所用はキャンセル、なんと大阪まで7時間もかかってしまいました……bearing

それはともかく、翌土曜日の午後、京都・清水寺の解体修理現場の見学会を無事開催することができました。集合場所の仁王門前に集まった参加者は26名。今回見学させていただいたのは、馬駐(うまとどめ)、北総門(きたそうもん)、子安塔(こやすのとう)の3棟。いずれも国の重要文化財です。

最初に見学したのは馬駐。貴人が参拝した際に乗ってきた馬をつないだ建物だそうです。今でいう駐車場でしょうか。すっかり解体が終わった段階で、きれいに並べられた部材を見ながら、これから始まる復元工事のポイントなどの説明がありました。
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次に見学したのが北総門。成就院という本坊の門で、ちょうど上棟式が終わったばかりの段階でした。
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最後に見学させていただいたのが、一番奥にある子安塔。小ぶりな三重塔です。清水の舞台から見晴らせる山腹にあるため景観に配慮してか、足場を覆うシートに原寸大の絵が描かれているのがご愛敬でした。
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なかなか見る機会のない重要文化財の修理現場であるのみならず、それぞれの現場でたいへん詳しい説明をしていただき、有意義な見学会になりました。ご案内いただいた京都府教育庁の白石さん、どうもありがとうございました。