伝統構法の構造見学会に参加してきました
先週末の日曜日、京都で伝統構法により建てられている新築住宅の構造見学会に、個人的に参加してきました。
この住宅は、民家協会の副代表理事を務めている佐藤仁さん(木造建築 東風)が設計。アンカーボルトなどで基礎と構造体を固定せず、コンクリート基礎に置いた石から柱が立ち上がる「石場立て」で建てられ、また柱と梁などの接合部に金物を用いず、すべて仕口で作られています。このため、建築確認申請の際に複雑な構造計算をしなければならないうえ、2年前の建築基準法改正以降は、第三者機関による二重チェック(「適判」といいます)を受けなければならず、たいへん手間をかけて確認申請を受けたそうです。手続きに、なんと8か月もかかったとか。
写真などは木造建築 東風(こち)のホームページを見ていただくとして、少しわたしの感想を。まずコンクリートの立ち上がりのない基礎が、見た目に新鮮です。竣工後も床下の風通しがよく、床下部分の木部の腐朽・白蟻防止にはとてもよいのではないかと思いました。また接合部に金属が使われていないのも、古民家では見慣れた風景ですが、新築だととても不思議な感じですね。筋交いがないことも相まって、「ああ、かつて住宅はみんなこういうふうに造られていたんだなあ」と、あたりまえの感慨を持ちました。




