事務局だより

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2009年10月

2009年10月26日 (月)

南会津訪問記

磐梯熱海温泉線駅でオプショナルツアーの貸切バスを見送ったあと、磐越西線、会津鉄道で南会津に向かいました。目的地は、前日の事例報告の際、ご自身の取り組みをフロアから説明してくださった会員さん(ブログはこちらを参照)の民家です。

会津田島駅に出迎えていただき、ほどなく目的地に到着。

ご主人お手製のペンネで昼食をごちそうになったり……
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改修の状況を説明していただいたり……
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周辺で、やはり民家を残す取り組みが行われている事例をご紹介いただいたりしました。
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初めて訪問する会員さんのところに行くとつくづく感じますが、民家を愛し、それぞれなんとか残そうと取り組んでいる人は、全国に本当にたくさんいらっしゃいますね。しかも、民家フォーラムのテーマではないですが、地域おこしと一体で取り組んでおられる方がどんなに多いことか。民家協会の活動を通じて、そんな人たちがもっともっと横につながっていくことを願って、南会津をあとにしました。(金井)

「民家フォーラム2009」が無事終了!

今週末福島県で開催された「民家フォーラム2009」が、盛会のうちに終了しました。準備や当日運営に関わってくださったみなさん、全国各地からの参加者のみなさん、お疲れさまでした。

24日(土)に郡山市の安積歴史博物館で開催されたシンポジウムには、150名を超える方が参加。民家再生奨励賞表彰式に始まり、犬伏武彦先生の基調講演、後半の事例報告と、参加者は熱心に耳を傾けていました。

一夜明けた日曜日は、喜多方といわきの二方面にわかれてオプショナルツアー。写真は磐梯熱海温泉に参加者を迎えにきた貸切バスです。
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(金井)

2009年10月21日 (水)

古民家で美術展

知人のカメラマンが出展するグループ展が重要文化財の住宅で開催されるというので、オープニングに顔を出してきました。

会場は、茨城県常総市の坂野家住宅。障子を開け放ち、風が流れ込むなかで見るモノクロ写真は、ビルのギャラリーで見るのとはまったく違った印象でした。

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伝統構法の構造見学会に参加してきました

先週末の日曜日、京都で伝統構法により建てられている新築住宅の構造見学会に、個人的に参加してきました。

この住宅は、民家協会の副代表理事を務めている佐藤仁さん(木造建築 東風)が設計。アンカーボルトなどで基礎と構造体を固定せず、コンクリート基礎に置いた石から柱が立ち上がる「石場立て」で建てられ、また柱と梁などの接合部に金物を用いず、すべて仕口で作られています。このため、建築確認申請の際に複雑な構造計算をしなければならないうえ、2年前の建築基準法改正以降は、第三者機関による二重チェック(「適判」といいます)を受けなければならず、たいへん手間をかけて確認申請を受けたそうです。手続きに、なんと8か月もかかったとか。

写真などは木造建築 東風(こち)のホームページを見ていただくとして、少しわたしの感想を。まずコンクリートの立ち上がりのない基礎が、見た目に新鮮です。竣工後も床下の風通しがよく、床下部分の木部の腐朽・白蟻防止にはとてもよいのではないかと思いました。また接合部に金属が使われていないのも、古民家では見慣れた風景ですが、新築だととても不思議な感じですね。筋交いがないことも相まって、「ああ、かつて住宅はみんなこういうふうに造られていたんだなあ」と、あたりまえの感慨を持ちました。