日本民家再生協会 近畿地区

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2009年8月13日 (木)

第2回まちなみスケッチ&フォトハイク〜和歌山県湯浅町

JR天王寺駅から阪和線、紀勢本線を走る特急「オーシャンアロー」に一時間五分ほど揺られると湯浅駅に着く。

午前11時半に現地集合、参加者は15名。

街は静かだ。


大阪の喧騒の中から来ると、静かすぎるあまり、時が止まっているように思える。




市職員の案内で古い街並みを散策。古くから開けた街であることが随所に見られた。

熊野参りが盛んだったころは、熊野街道の宿営として栄えたそうだ。

歩きながら説明を受け、とある話に俄然と興味が湧く。

街の人たちに親しまれていた銭湯を市が買い取って保存していくらしい。

どのように利用されていくのか。

博物館に簡単に入らない古民家などの建築物だけに、このような自治体が増え、たくさんの民家が残されてほしいものだ。

手をかけて町全体をきれいにしていると気付く。

古材(古道具)を利用した行燈が街並みに溶け込んで、なんともいえない風情がある。

海に面しているので、潮の香りがする。よい気分でスケッチできそうで、そわそわしてしまう。

全員が思い思いに散らばり、スケッチのポイント探しが始まる。

私はなかなかポイントが見つけられず、うろうろ。

風情ある街なのでどこを切り取っても絵になりそうだが、それだけにいちばん絵になりそうな場所を探すのは大変。

やっとここだと腰を据えたところは、散策中に気になったものの、あまり時間をかけて見て回れなかった醤油屋であった。

黒い板塀が重厚に鈍く光り、空に伸びた煙突が時代がかっている。

庭塀から頭をのぞかせている庭木の緑が黒塀に色添えをしているところ、これまたなんともよい感じである。

スケッチを始めたものの、小雨が降ってきたのでスケッチを完成させられなかった。

その後、集会所でワイワガヤガヤと品評会となった。


                  (文/大阪府・正会員 小原公輝さん)


2002年8月24日(土) 開催


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