海の風を感じる家
志摩の英虞湾を望む家。自然の風が楽しめるよう、建物の三面に開放できるガラスの建具を設けた。離れは築130年の数寄屋造りを移築再生。石場立てを用い、釘を一本も使っていない。土壁の復元には藁のかわりにレモングラスを使用した。
志摩の英虞湾を望む家。自然の風が楽しめるよう、建物の三面に開放できるガラスの建具を設けた。離れは築130年の数寄屋造りを移築再生。石場立てを用い、釘を一本も使っていない。土壁の復元には藁のかわりにレモングラスを使用した。
建築主の今までの「エコ」な暮らしを、そのまま再生後も生かせる家。薪焚きの給湯器を設け、一部を床暖房としたり、また、風呂も薪焚きとした。再生するにあたり、すでにある部材をできる限り再利用したが、耐久・耐震性の向上やトップライトや天井の明りとりで明るい空間にするなどの工夫をした。
古民家材を新築住宅に組み込み、現代の古民家の実現を目指した。ほぼすべての材(琵琶湖北部の余呉地方の材)が再構築できたため、本体の木組みを生かす間取りとした。基礎は、御影石の根石とし石場建て足固め。
機密と断熱をなるべくとり、意匠上は古いままの状態を生かすことを重点とした。既存の木製外部建具には外部にアルミサッシを追加、内からの意匠は以前と変わらぬよう配慮をし、古材家具を配置した。
施主は2連の蔵をお持ちであった。区画整理事業が実行され、思い入れのある蔵を残したいとの思いから、そのうち1棟の曳家を05年3月にに、2棟目の曳家を6月におこない、その後中央の繋ぎの蔵の一部を再建した。
「耐力壁をデザインする」をコンセプトに、民家の特性をいかしつつ計算結果に基づき荒壁パネルや仕口ダンパーで構造耐力を上げていった。民家本来の姿に戻しながら、長く安心して暮らせる家の実現となった。
築130年の民家を、出来るだけ既存の材料を利用して移築再生した。間取りの変更を控えめにし、古民家本来の良さである間取りの自由な変更や、風通しのよい広々とした空間を実現した。
築110年の民家を移築再生した。古民家風にとらわれず、明るく開放的な意匠を心がけた。建主自らが家づくりに参加し、塗装作業や照明デザインなど、こだわりと自由な発想が結実した再生となった。
築80年の民家を、耐震対策と気密・断熱に注意して現地再生した。ステンドグラスを多用したり、古材のバーカウンターをはじめ、水屋箪笥、掘りごたつなどオリジナル製作の家具にあふれた民家となった。
「本物の家に住みたい」という建主の思いから、「自然素材だけで出来た家」をコンセプトに移築再生した。解体・保管されていた郡上造りの古民家が、徹底した素材選びの末、木と土と紙と少しの金物だけで造られた家として甦った。
地産地消をモットーに、建主が所有する山林の木材を使用した現地再生。年間雨量が多いため、その対策に重点をおいた。寒さや湿気対策となる薪ストーブ、オリジナルのキッチンなど、個性あふれる住まいとなった。
造り酒屋の一部だった築120年の民家を現地再生した。地震が心配される地域とあって、基礎改造や耐震補強を最優先とした。大正の職人の技が残された貴重な建具など、出来る限り残された材料を活かした住まいとなった。
「使える部分は再生して循環の輪にいれるのが当り前」という建主の卓見で実現した2度目の移築再生。風除室や通り土間などの緩衝空間や、障子やペアガラスなど建具の工夫で、寒い・暗いの古民家の短所に対処した。